出版社内容情報
日本ではほとんど知られていない第二次世界大戦以降の北朝鮮の歴史を客観的に描いた韓国で話題の書を翻訳。若き日の金日成はじめ貴重な写真や絵を満載。丁寧な訳注で初心者からOK。知られざる隣国を知るための格好のテキスト
第1章 朝鮮民主義人民共和国の建国
1 建国の中心になった人民委員会
2 帰ってきた共産主義者たち
3 変化の風を呼んだ土地改革
4 対立、交渉、そして2つの政府
5 社会主義改革の始まり
第2章 残酷な戦争と民族の悲劇
1 平和と戦争の分かれ道
2 1950年6月25日
3 死の大地、傷だらけの休戦
4 変化する権力構造
5 戦争と社会主義の生活様式
第3章 廃墟から立ち上がる社会主義
1 廃墟の地に社会主義を建設する
2 土地も工場も集団所有に
3 首領の権力に挑戦する
4 千里馬に乗った勢いで
5 首都平壌の再建と戦後復興時期の文化
第4章 主体思想の時代
1 人民の情熱を基盤に発展を模索する
2 自主路線の選択と主体思想の誕生
3 あらゆるものを首領中心に
4 荒波のなかの南北関係と米朝関係
5 全面的な社会主義建設期の社会文化
第5章 姿が露わになった「ウリ式」社会主義
1 首領が治める社会
2 後継者に至る道
3 限界にぶつかった自力更生の夢
4 虚飾と対決で染められた南北関係
5 集団主義生活様式と文化
第6章 危機の北朝鮮の新しい選択
1 社会主義諸国の崩壊と北朝鮮
2 新しい首領の登場
3 南と北、葛藤と和解の変奏曲
4 孤立を克服するための岐路に立つ北朝鮮
5 主体的生活の強化なのか変化なのか
【著者紹介】
●著者
キム・ソンボ(忠北大学史学科教授)
キ・グァンソ(朝鮮大学政治外交学部教授員)
イ・シンチョル(日韓歴史共同研究研究委員会専門委員)
●編者・解説
李泳采(恵泉女学園大学教員)
●訳者
韓興鉄(翻訳・編集業)
内容説明
日本ではほとんど知られていない1945年以降の北朝鮮史を新たな史科をもとにわかりやすく解説した、韓国で話題の書。金日成・金正日はじめたくさんの貴重な写真や図表と丁寧な訳注から知られざる隣国の歴史と現状、そして今後の行方が見えてくる。
目次
第1章 1945~1948―朝鮮民主主義人民共和国の建国
第2章 1949~1953―残酷な戦争と民族の悲劇
第3章 1953~1960―廃墟から立ち上がる社会主義
第4章 1961~1970―主体思想の時代
第5章 1970~1990―姿が露わになった「ウリ式」社会主義
第6章 1991~―危機の北朝鮮の新しい選択
著者等紹介
金聖甫[キムソンボ]
1962年生まれ。延世大学史学科卒業後、同大学院で博士号取得。国史編纂委員会編史研究士を経て、延世大学史学科教授・歴史問題研究所副所長
奇光〓[キグァンソ]
1964年生まれ。延世大学社会事業学科卒業後、ロシア連邦科学院東方学研究所で博士号取得。朝鮮大学政治外交学科教授・歴史問題研究所研究員
李信〓[イシンチョル]
1965年生まれ。成均館大学史学科卒業後、同大学院で博士号を取得。現在、成均館大学東アジア学術研究教授
李泳采[イヨンチェ]
1971年、韓国全羅南道生まれ。慶熙大学政治外交学科卒業後98年に来日、慶應義塾大学大学院博士課程修了(政治学専攻)。恵泉女学園大学教員。専門は日韓・日朝関係。韓国語、韓国映像を通じて現代を語る市民講座の講師なども務める
韓興鉄[ハンフンチョル]
1969年生まれ。翻訳・編集業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 若草物語 ポプラ社文庫