目次
第1章 村上春樹の『1Q84』における二重構造について―フォークナーの『野生の棕櫚』との比較より
第2章 「海辺のカフカ」における夏目漱石―霊媒師としての大島さんの機能について
第3章 200Q年―生きられる物語としての『1Q84』にみるメディアの不在
第4章 『ミドルマーチ』『自負と偏見』から『ダニエル・デロンダ』へ―イギリスの古典作品ドラマ化事情を日本と比較して
第5章 近世朝鮮語学習書類における日本語の対訳性―『交隣須知』を中心に
第6章 現代日本人がスタンダードとみなす外来語の発音とは?―「万次郎英語からの例」・「韓国語からの例」を参考に
第7章 英語・日本語・韓国語に見られる単文再帰構文の対照研究―特に韓国語の反換喩性について
第8章 「つもり」の用法について―意志を表わす場合を中心に
第9章 感嘆性の概念について―日本語・韓国語の新規獲得情報を示す終助詞の考察から