出版社内容情報
芝神明で起きた、無残な陰間殺し事件。解決の助力を請われた赤目小籐次は、大宮司・西東正継に意外すぎる事実を聞かされる――。小籐次、新たな名剣に出逢う
芝神明で起きた、無残な陰間殺し事件。解決の助力を請われた赤目小籐次は、大宮司・西東正継に意外すぎる事実を聞かされる――。
佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
内容説明
久慈屋の大番頭、観右衛門の依頼で芝神明大宮司、西東正継を助けることになった小籐次。社殿前の賽銭箱に若い男が剣で串刺しにされ、死んでいたという。大宮司は、小籐次に思いもかけない秘密を打ち明けた―。“酔いどれ”の名が江戸市中に広まり、小籐次の身には次々に新たな難題が降りかかる。ますます快調の決定版第5作!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
98
この巻では、有名な芝神明大宮司を助けたことによってこの本の題名になっているもらった刀をどのようにして研いだらいいのかなど、子供がおもちゃをもらったような感じがしているのでしょう。どこかで読んだのですが、テレビで竹中直人さんがこの主人公を演じたというのを見てイメージが沸き上がってまさにぴったりだという気がしました。いつも楽しめます。2018/01/26
moo
5
初めて決定版に手を出す。元よりなんのこだわりもないのでいいんですけど。いろいろ襲われて、いろいろ教えて、差配の心配してうづとそば食べて山も登って滝にうたれ。。。ああ、忙しい。2021/02/16
Taro Kenshin
4
出張があって一気読み。 いやー自らどんどん敵つくってますねえ〜。御槍拝借以後も、人助けから何気に自分で動いちゃ〜バサバサ人殺すの。そんだけ腕が立つならみねうちとかにすりゃいいのになあって思うけど、バサーってやってドサって敵が倒れる感じ。時代劇の醍醐味というかねえ。やめられない。2025/05/26
ks3265
3
小藤次が大活躍で名剣孫六兼元を手に入れる。相変わらずの剣豪ぶり。ここで手に入れた名剣が新シリーズに出てこないということは、どこかで手放すのでしょうか。気になる2016/12/07
Masashi Matsuba
3
兼元を手に入れ、どうこれを研ぐかという楽しみを持ったり、他にも短刀とか、今回は刀に関することが多い。決定版は1巻にひとつのテーマでくくりながら書いていくことか。こういう嗜好はとても面白い。とにかく飽きない決定版です。2016/07/18