内容説明
本書は、クライアントの変化を支援する実践活動において最大の効果をもたらすための系統立てた枠組みとそれを構成する要素を明示しています。また、恐怖症に対する行動療法をはじめとする12の症例を紹介し、それらへの系統的に組み立てられた実践活動をとおして、クライアントがどのように変化していったかが具体的に、かつ詳細に述べられています。そして、この活動の中にクライアントの変化を支援する専門家が考慮しなければならないことも明確に紹介されています。
目次
序論:変化の構造化(Structuring Change)の定義
効果的な臨床ソーシャルワークに関して私たちが知っているいくつかのこと
実践の評価:目標の設定、変化の測定と評価
恐怖症に対する行動療法
統合失調症を抱える人のためのケース・マネジメント
うつをもつ人々へのフェミニスト治療
自殺的なものへの介入
不和状態にある夫婦に対する能力を活用した治療
問題のある若者に対する社会的能力促進
アルコールや麻薬問題のある人々への選りすぐった方法〔ほか〕
著者等紹介
コーコラン,ケヴィン[コーコラン,ケヴィン][Corcoran,Kevin]
オレゴンポートランド州アメリカ合衆国ポートランド州立大学ソーシャル・ワーク大学院教授。法学博士
永峰勲[ナガミネイサオ]
徳島大学医学部保健学科教授。徳島大学医学部神経精神医学講座助教授を経て、現職となる。医学博士
谷岡哲也[タニオカテツヤ]
徳島大学医学部保健学科助教授。川崎医療福祉大学保健看護学科講師を経て、現職となる。博士(学術)
高坂要一郎[タカサカヨウイチロウ]
医療法人仁生会細木ユニティ病院院長。西ドイツ・ウルム大学神経学教室・神経生理部門・科学研究員、高知医科大学神経精神医学講座助教授、高知県立芸陽病院院長を経て、現職となる。医学博士
松岡克尚[マツオカカツヒサ]
関西学院大学社会学部社会福祉学科助教授。四国学院大学社会学部社会福祉学科助教授を経て、現職となる。博士(社会福祉学)
宮田康三[ミヤタタイゾウ]
四国学院大学大学院社会学研究科教授。四国学院大学社会学部社会福祉学科助教授を経て、現職となる。文学修士
真野元四郎[マノモトシロウ]
福井県立大学看護福祉学部看護福祉学研究教授。川崎医療福祉大学医療福祉学科教授を経て現職、社会学修士
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