内容説明
戦後初の中国代表団を率いて訪日し、戦犯とされた約1000人の日本人を無事帰国させた中国人女性。―日中国交正常化十八年前の知られざる秘話を初刊行。
目次
序章 歴史のコマを巻き戻す(日本政府と民間からの再評価;李徳全の訪日が日本を興奮の渦に ほか)
上編 李徳全はじめての訪日、外交の表舞台へ(中国の舞台のあらたな幕開け;新中国の代表団が日本を沸かせた ほか)
下編 李徳全と馮玉祥(新中国における衛生・慈善事業の総責任者;馮玉祥、李徳全夫妻を結ぶもの ほか)
終章 温故知新と継往開来(温故知新―日中関係における官・民交流;継往開来―日中関係の「正常化」)
著者等紹介
石川好[イシカワヨシミ]
1947年東京都大島町(伊豆大島)生まれ。大島高校卒業後、米カリフォルニア州に渡って、長兄の農園で働く。慶應義塾大学法学部卒業後、再渡米。1989年『ストロベリー・ロード』で第20回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。現在は、ノースアジア大学客員教授、山形県酒田市立美術館長などを務める。前「新日中友好21世紀委員会」日本側委員、湖南大学客員教授、日本湖南省友の会共同代表
程麻[テイマ]
本名:程広林。山東省龍口市出身。中国社会科学院文学研究所比較文学研究室研究員(教授)。魯迅をはじめとする中国近現代文学と日本の関係を研究テーマにおきつつ、日本文化を紹介する一般書も出版するなど、著作、訳著多数
林振江[ハヤシシンコウ]
明治大学学長特任補佐、中国北京大学日本研究センター常務理事。北京大学国際関係学院にて国際政治学専攻・法学博士を取得後、明治大学特任教授を経て現職。研究テーマは、首脳外交、日米中関係、国際政治。1980年代より中国に座し、国際シンポジウム、中国・日本研究史叢書の出版などを企画実施
林光江[ハヤシミツエ]
東京大学医科学研究所特任教授。北京大学社会学系社会人類学専攻・法学博士。北京大学にて日本研究センター研究員、中国社会発展研究センター研究員、国際関係学院客員教授などを歴任。2005年より現職に就き、中国との感染症共同研究推進を担当。北京在住
古市雅子[フルイチマサコ]
北京大学外国語学院副教授。北京大学中国言語文学系比較文学比較文化専攻・文学博士。北京大学日本研究センター研究員、北京大学外国語学院明治大学マンガ図書館閲覧室館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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