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李徳全―日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861852428
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0036

内容説明

戦後初の中国代表団を率いて訪日し、戦犯とされた約1000人の日本人を無事帰国させた中国人女性。―日中国交正常化十八年前の知られざる秘話を初刊行。

目次

序章 歴史のコマを巻き戻す(日本政府と民間からの再評価;李徳全の訪日が日本を興奮の渦に ほか)
上編 李徳全はじめての訪日、外交の表舞台へ(中国の舞台のあらたな幕開け;新中国の代表団が日本を沸かせた ほか)
下編 李徳全と馮玉祥(新中国における衛生・慈善事業の総責任者;馮玉祥、李徳全夫妻を結ぶもの ほか)
終章 温故知新と継往開来(温故知新―日中関係における官・民交流;継往開来―日中関係の「正常化」)

著者等紹介

石川好[イシカワヨシミ]
1947年東京都大島町(伊豆大島)生まれ。大島高校卒業後、米カリフォルニア州に渡って、長兄の農園で働く。慶應義塾大学法学部卒業後、再渡米。1989年『ストロベリー・ロード』で第20回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。現在は、ノースアジア大学客員教授、山形県酒田市立美術館長などを務める。前「新日中友好21世紀委員会」日本側委員、湖南大学客員教授、日本湖南省友の会共同代表

程麻[テイマ]
本名:程広林。山東省龍口市出身。中国社会科学院文学研究所比較文学研究室研究員(教授)。魯迅をはじめとする中国近現代文学と日本の関係を研究テーマにおきつつ、日本文化を紹介する一般書も出版するなど、著作、訳著多数

林振江[ハヤシシンコウ]
明治大学学長特任補佐、中国北京大学日本研究センター常務理事。北京大学国際関係学院にて国際政治学専攻・法学博士を取得後、明治大学特任教授を経て現職。研究テーマは、首脳外交、日米中関係、国際政治。1980年代より中国に座し、国際シンポジウム、中国・日本研究史叢書の出版などを企画実施

林光江[ハヤシミツエ]
東京大学医科学研究所特任教授。北京大学社会学系社会人類学専攻・法学博士。北京大学にて日本研究センター研究員、中国社会発展研究センター研究員、国際関係学院客員教授などを歴任。2005年より現職に就き、中国との感染症共同研究推進を担当。北京在住

古市雅子[フルイチマサコ]
北京大学外国語学院副教授。北京大学中国言語文学系比較文学比較文化専攻・文学博士。北京大学日本研究センター研究員、北京大学外国語学院明治大学マンガ図書館閲覧室館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

11
日本僑報社。戦後中国で裁かれた日本人B.C級戦犯の帰国に尽力した当時中国紅十字会代表の李徳全女史と、夫である馮玉祥の人物像に焦点を当てながら、李徳全が日中国交正常化に果たした役割を振り返る。日本人戦犯に施した学習で帰国後日中友好活動に従事させる対日工作についても、あえて関係者のインタビューで語らせている。そういった事もひっくるめた上で、李徳全一行の来日を評価しようという事なのだろう。全体を通して中共プロパガンダの要素は見え隠れするも、かなり抑制的ではある。大国としての自覚が芽生えたか。2017/08/18

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