目次
1章 「喜怒哀楽論」
2章 中国の「喜」
3章 韓国の「怒」
4章 日本の「楽」
5章 「哀」は末路であり出発点
5章 番外編 スイスの気質は「怒」歴史は「哀」
6章 歴史は「喜怒哀楽」脱却の奇跡の積み重ね
著者等紹介
関口知宏[セキグチトモヒロ]
1972年7月1日東京生まれ、俳優・旅人。立教大学経済学部経済学科卒、卒業後1996年フジテレビ「MMR 未確認飛行物体」で俳優デビュー。以後数々のドラマや司会など多方面で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
23
とんでもない現代社会では、自分のなすべきことの価値、事態や問題を自身の内に引き寄せ、受け止めて行動することの価値が急激に上がっている時代(35頁)。国民性の喜怒哀楽:喜は中・米。怒は韓独。哀はジンバブエ。楽は日・ギリシア・イタリア・スペインなど(42頁~)。人間は自分の思惑や意図に無意識(72頁)。喜怒哀楽の共通点は、依存(230頁)。2015/01/31
あろはま子
1
日本は長らく“もの”は作りも改善もしてきているが“こと”となると形がなくつかめないから旧来のまま放置され、根本的に改善されないという意見には非常に共感しましたが、周辺国を喜怒哀楽に例えるのはとても面白く読めましたが・・九条が出たところあたりから・・・最後は飛ばし読みしてしまいました。2014/11/15
田中峰和
1
まず「ことづくり」の解説。それは「ものづくり」のベースにもなるもので、まさに「人間関係のつくり方」や「国際関係の構築や改善」のことであると述べる。また「ことづくり」に必要な見方の1つであるとして、ユニークな「喜怒哀楽」観を打ち立て、人の気質要素をそれぞれの国に当てはめた「『喜怒哀楽』世界地図」持論を展開。「米国や中国の『喜』」「韓国・北朝鮮の『怒』」「日本の『楽』」などそれぞれの国や人の特徴を知ることにより、よりよいつきあいや関係が構築できると解き明かす。人との接触に注力した旅から得られた知見満載。2014/10/17
ずず
0
「かつての日本の窮地や過ちを命で購った数多の英霊たち」という言い回しにどきりとした。世界のことを自分のいる場所のこととして見られるようになるためには、もっと歴史とか、情勢に興味を持って知っていかなければならないと思った。これから先、無関心や無気力に近づくことがあればその度に読み返したい。2015/09/27