パピルスのなかの永遠―書物の歴史の物語

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パピルスのなかの永遠―書物の歴史の物語

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  • サイズ 46判/ページ数 552p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861829277
  • NDC分類 020.23
  • Cコード C0022

出版社内容情報

世界100万部の大ベストセラー

スペインでもっとも著名な作家のひとりである著者が贈る、書物の歴史のはじまりを綴った、壮大な一冊。



「今日の読者が来世にあるときもなお、この本は読み継がれゆくだろうという、絶対的な確信がある」――マリオ・バルガス=リョサ



「書物の発明は破壊に対する私たちの粘り強い戦いにおける、最大の偉業かもしれない」(本書より)

約三千年以上にわたる書物の歴史の黎明期にスポットを当て、口承から、巻物、冊子本(コデックス)に至るまでの書物とそれを受け継いできた人々の足跡、図書館の誕生やアルファベットによる革命、読書、書店など、本にまつわる事象をたどる。アリストパネスと喜劇作家に対する司法手続き、サッポーと文学における女性の声、ティトゥス・リウィウスとファン現象、セネカとポスト真実など、現代の社会現象や文学作品、映画にも言及しながら、エッセイの形式で書物の激動の旅が描かれる世界的ベストセラー。



本をつくり、受け継ぎ、守るために戦う――。

内容説明

約三千年以上にわたる書物の歴史の黎明期にスポットを当て、口承から、巻物、冊子本に至るまでの書物とそれを受け継いできた人々の足跡、図書館の誕生やアルファベットによる革命、読書、書店など、本にまつわる事象をたどる。アリストパネスと喜劇作家に対する司法手続き、サッポーと文学における女性の声、ティトゥス・リウィウスとファン現象、セネカとポスト真実など、現代の社会現象や文学作品、映画にも言及しながら、エッセイの形式で書物の激動の旅が描かれる世界的ベストセラー。

目次

プローグ
第1部 未来に思いを馳せるギリシア(快楽と書物の都市;アレクサンドロス―あきたらぬ世界;マケドニアの友;深淵の縁の均衡―アレクサンドリアの大図書館とムセイオン;炎と暗渠の物語 ほか)
第2部 ローマの街道(悪名高い都市;敗北の文学;奴隷化の見えない境界線;最初は木だった;貧しい著者、裕福な読者 ほか)
エピローグ 忘れ去られた者たち、名もない者たち

著者等紹介

バジェホ,イレネ[バジェホ,イレネ] [Vallejo,Irene]
1979年、スペインのアラゴン州サラゴサに生まれる。サラゴサ大学とフィレンツェ大学で古典文献学の博士号を取得。『エル・パイス』紙や『エラルド・デ・アラゴン』紙などでコラムを担当。小説、児童書、コラム集も出版されている。『パピルスのなかの永遠』(2019)は、世界100万部の大ベストセラーとなっている。本屋大賞ノンフィクション部門(2020)、国内最高峰の文学賞であるスペインエッセイ賞(2020)ほか多数を受賞

見田悠子[ミタユウコ]
ラテンアメリカ文学研究者、大学講師。専門はガルシア=マルケス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たま

62
ギリシア、ローマの文学作品はいかに流通していたか、ギリシア人、ローマ人の家に本はあったか、町に本屋はあったか?思いもつかなかったテーマが実に新鮮で面白く読んだ。著者は現代文学や映像作品にも詳しく、古典から現代へ自由に連想が往来するのも楽しい。例えばギリシア人のリスト好きから枕草子へ、奴隷制から『地下鉄道』へ。アレクサンドリアの図書館に本を集めるため馬で旅する人々に始まる本書は、やがて1930年代のアパラチアで本を配りに馬で旅する司書で閉じる。歴史の荒波をくぐりぬけて伝わる本への賛歌、読めることの喜びの歌。2024/09/25

がらくたどん

59
厚い!いや物理的な本の厚みもだが(ざっと4センチ!)筆者の知識の層が♪昔ギリシャに「世界」を全て飲み込みたい王がいた。大王の中の大王たる彼にとっての「全て」は土地とか財宝だけなんてみみっちくない。世に生まれ流れる「全ての」物語。家来よ世界の果てまでも走りどんな手を使ってでも持ち帰るのだ!「書物の発明は、破壊に対する私たちの粘り強い戦いにおける、最大の偉業かもしれない」常に忘却という破壊に脅かされていた記憶から記憶へと語られて繋いだ物語を物理的に留めた書物という記憶装置の強かな過去から未来へと拓けた叙事詩。2024/10/17

rinakko

14
素晴らしい読み応え。本を閉じて「書物の歴史の物語」という副題に向き合うと、本当にその通りだったなぁ…と胸がいっぱいになる。古のギリシアからローマへ、本を巡る遥かな時間旅行のようなエッセイ。ただ歴史をたどるのではなく著者自身の本への深い思いが伝わってくるのもよかった。思い出の中の数々の本たち。書物はそこにありつづける、これからも。手に取るのが楽しみだった装幀は、カバーを広げてみてなるほど…と感嘆。“ある意味では、私たちすべての読者は、自らに轍を残した言葉をおさめた秘密の図書館を自分のなかに持っているのだ。”2023/11/22

アヴォカド

6
古代ギリシャやローマ帝国、歴史、映画、音楽、本…と博識だなあ、この人。そこに自身の体験や思いなども絡み合い、リアルで身近な文章になっていて、面白くなかろうはずがない。先日オンラインで試聴した、彼女と見田悠子、鴻巣友季子の3人のトークも意義深く面白かった。2024/04/10

タキタカンセイ

5
行きつけの本屋さんが閉店するとのことで、ちょうどこの本が棚にあったので購入。タイトル通り、パピルスだった頃からの本、図書館、書店の過去から電子書籍に至る未来まで、壮大に論じた本。信仰にも似た著者の熱烈な「本愛」を感じるだけに内容が古典中心になってしまうのは致し方ないか。「情報過多によるサンドストーム化」した現在、未来の本への考察があまりなかったのが残念。強制収容所の中の「図書館」や大恐慌後のアメリカにあった移動図書館のエピソードが印象に残りました。2024/06/02

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