台湾文学ブックカフェ<br> 台湾文学ブックカフェ〈3〉短篇小説集 プールサイド

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台湾文学ブックカフェ〈3〉短篇小説集 プールサイド

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  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861828799
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

来るべき、台湾文学。
豊かな田園風景、碧い海と空、大きな太陽、賑やかな屋台――。
台湾の生活シーンを多様に描いた、近年の佳作十一作を収録する作品集。

内容説明

大学受験を控える高校生の少年が夏休みにプールの監視員のバイトをしていると、ある男から小学生の息子に水泳を教えてほしいと頼まれ、やがて、少年を自宅に招いた男は長い口づけをする…。高校生から大学生へと成長する少年のひと夏の経験が語られる、本集最年少の新星による表題作のほか、全十一篇を収録。

著者等紹介

呉佩珍[ゴハイチン]
1967年生まれ。国立政治大学台湾文学研究所准教授。日本筑波大学文芸言語研究科博士(学術)。専門は日本近代文学、日本統治期日台比較文学、比較文化。東呉大学日本語文学系助教授の教歴がある。現在、国立政治大学台湾文学研究所所長

白水紀子[シロウズノリコ]
1953年、福岡生まれ。東京大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。専門は中国近現代文学、台湾現代文学、ジェンダー研究。横浜国立大学教授を経て、横浜国立大学名誉教授、放送大学客員教授。この間に北京日本学研究センター主任教授(2006)、台湾大学客員教授(2010)を歴任した

山口守[ヤマグチマモル]
1953年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。専門は中国現代文学、台湾文学及び華語圏文学。現在、日本大学文理学部特任教授、日本台湾学会名誉理事長

三須祐介[ミスユウスケ]
1970年生まれ。立命館大学文学部教員。専門は近現代中国語圏演劇・文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nishiumi

13
終始怪しい雰囲気の漂う短編集。漢字の密度が高い文章と相俟って、濃密でむせ返るような雰囲気。トランスジェンダー、家族といった現代の普遍的なテーマを扱った作品も多いが、そこに少数民族、兵役、異教の神、砂糖工場など、台湾ならではの文化風習が絡まり合う。はみ出し者たちのひと夏を描いた「ぺちゃんこな いびつな まっすぐな」、トランスジェンダーの悲哀に満ちた人生を軽妙な語りで紡いだ「鶏婆の嫁入り」、獅子舞団が体験した恐ろしい神がかり「虎爺」が特に良い。2024/10/08

のりまき

13
これはそんなに自分の好みの作品はなかったのだけれど、川貝母『名もなき人物の旅』がとても良くて、もっとこの人の作品を読みたいなあと思いました。2022/04/06

みかん

6
台湾文学のアンソロジー。どの作品も趣きが違い面白く読めたし、書かれたのが7年以上前というのが驚き。その時にこれだけ大胆にセクシュアル・マイノリティに言及する作品が描かれているということに。台湾民族、物語から垣間見れる歴史や文化はとても興味深い。翻訳をされた三須祐介氏の解説がとても良かった。2024/02/20

梅子

5
呉明益のようなビッグネームの作品よりも初めて聞く著者の作品に惹かれた。『ぺちゃんこな、いびつな、まっすぐな』のビルドゥングスロマンと表裏一体の醜悪な社会の闇、『プールサイド』の「BL」と呼ぶにはあまりに繊細な性の慟哭。ゲイの物語が多かった気がするが、個人的にはそれよりも「父親」を主題にした作品に感銘を受けた。『父』の、存在の証すら消えてしまいそうなやるせ無さ、そして何より『名もなき人物の旅』の父と息子の唯一無二の絆。SF的発想で「父の無償の愛」という文学主題を見事に描き切っていて忘れられない一作になった。2024/05/25

PETE

3
LBGTや先住民文学といった台湾マイノリティの現在に関するアンソロジーかと思いきや、最後の2編で泣かせて笑いを取るところまで計算してある。甘耀明「告別式の物語 クリスマスツリーの宇宙豚」はスラップスティックの傑作だった。読みながら爆笑していた。クシュトリツァが撮った短編映画かと思った。2022/04/29

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