ニュー・アソシエーショニスト宣言

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ニュー・アソシエーショニスト宣言

  • 柄谷 行人【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 作品社(2021/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861828355
  • NDC分類 309.02
  • Cコード C0010

出版社内容情報

世界変革への“新たなる宣言”!
「資本=ネーション=国家」への対抗運動は、3・11を経て、コロナ禍に直面し、より現実的なものとなってきた。一つの運動体としての「NAM」を総括し、一般名詞としての「ニュー・アソシエーショニスト・ムーブメント」へ。21世紀世界の変革に向けて、新たにアソシエーションの可能性を宣言する!


本書は、アソシエーショニスト運動の可能性をあらためて示すものである。かつてのNAMの開始以降の私の著作はすべて、この運動と深い関わりがある。その意味で、私はこの20年間、NAMについて考え続けてきた、ともいえる。
コロナ疫病の流行によって、私たちは未経験の困難に直面している。そのなかで、アソシエーショニスト運動が、見直されてきているのではあるまいか。生産、流通、金融などの現在の諸システムの問題点が浮き彫りになったためだろう、多くの人が自給自足や地域のネットーワークなどの重要性に気づきはじめたようだ。
私は、未来の社会は「向こうからくる」と言ってきた。これは、自分の意図や企画を超えて起こる、という意味である。コロナをきっかけに、困難とともに、新たなアソシエーションの可能性が向こうからきた、といえるのではないだろうか。(「序文」より要約)

内容説明

「資本=ネーション=国家」への対抗運動は、3・11を経て、コロナ禍に直面し、より現実的なものとなってきた。一つの運動体としての「NAM」を総括し、一般名詞としての「ニュー・アソシエーショニスト・ムーブメント」へ。21世紀世界の変革に向けて、新たにアソシエーションの可能性を宣言する!

目次

1 NAM(ニュー・アソシエーショニスト運動)再考(NAMの開始と解散;一九九〇年代の動向;生産過程から流通過程へ ほか)
2 さまざまなるアソシエーション(協同組合とアソシエーション;アソシエーションとデモ)
付録(NAMの原理;NAMの結成のために;FA宣言)

著者等紹介

柄谷行人[カラタニコウジン]
思想家。1941年、兵庫県尼崎市生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任。1991年から2002年まで季刊誌『批評空間』を編集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

36
本書を読んで、以前田中康夫と浅田彰が「憂国呆談」の中で「時代の右傾化とともにいつの間にか自分たちが左寄りの人間と見做されていることを知って驚いた」と語っていたのを思い出した。20年ほど前にNAMが出版されたときはまさに孤高の書という印象を受けたものだが、行き過ぎた新自由主義に対する課題認識が共有されている現在においては、まさに時代の要請に応える一つの提言となってはいまいか。図らずも著者自身が最後に「未来のほうがこちらに向かってくる」と書き記している。2021/02/23

ta_chanko

17
世界や歴史を交換様式から見る。A贈与と互酬(部族)、B収奪と再分配(国家)、C等価交換(市場)。グローバル化した現代はCが優勢なキャピタル=ネーション=ステート。この社会の行き詰まりを解決するのは、交換様式D(Aが高次に回帰したもの)。しばしばそれは、普遍宗教・脅迫的な道徳倫理として現れる。現代はおいてはSDGsか。市場や国家の論理に絡めとられないように、内在的に超出的な対抗運動が必要。選挙と抽選を合わせた参加型のアセンブリ(議会・集い・デモ)にもとづくアソシエーションの構築も大切。2021/07/02

ゆうきなかもと

8
なるほど、資本主義の外側での関係で集まるのが大切。それは損得勘定を超えた間柄で寄り合うということか。それはオレの言葉で言い換えると、「地縁による繋がり」、「趣味や興味関心による集まり」、そして「アイデンティティに基づく連携」をしていくことが大切なんだと思った。 地域通貨についても感じることがあった。 地元木更津のアクアコインをもっと使うべきなのかな?2021/10/25

逆丸カツハ

6
名指されているものが、名がそれ自体の意味するところのものとは異なるように機能しているとか、ある項が他の項との関係性の変化によって機能が変動しうる可能性から世界を見ることが徹底されていて、その分析にすごく感動したが、それはそれとして、専門の歴史学者や政治学者などからこの人の論がどう見えるのかは気になるところ。2021/11/27

OjohmbonX

4
新自由主義の弊害が見えてくると、福祉国家へ舵を切れという主張が増えてくるが、もともと福祉国家が維持できなくなったことで新自由主義が出てきている経緯を考えると実は非現実的で、そうではなくて「資本=ネーション=国家」の枠組みの外側を考えないといけない、という指摘が示唆的だった。NAMという活動自体がその「外側」を目指したものになっている。そういう活動は主流にはなり得ないし、主流を目指さないけど、現行の支配的なシステムが壊れた時のショックアブソーバーになるから必要だという。2023/08/15

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