鈴木清順論―影なき声、声なき影

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鈴木清順論―影なき声、声なき影

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  • サイズ B5判/ページ数 696p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784861828249
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

未映画化脚本『夢殿』を中心に据えた三本の論考から、重要キーワードを鏤めて諸作品の横断的な読み解きを試みた「事典」、清順も参加した脚本ユニット「具流八郎」をめぐる初めての批評、そして全監督作品の精緻な解説まで。多角的な視点で、日本映画の異形の巨人の全体像を解き明かす!
圧倒的スケールで打ち建てる、映画評論の金字塔!

 鈴木清順と聞いて現在、人は何をイメージするだろう、あるいは彼を「何者」と人は定義するだろう。映画監督に決まっている。それはその通り。本書においてそれ以外の相貌で彼が現れることは原則ない。『けんかえれじい』を撮った、もしくは『ツィゴイネルワイゼン』を撮った、伝説的映画監督。映画ファンならそう答える。(…)しかし本書において清順は誰でも「テレビで知ってる」映画監督というその顔のレベルとは違うレベルで存在している。むしろ知らない清順の顔をそこに存在せしめるためにこの本はある。(…)『けんかえれじい』は誰をも親しませる「昔の名作」であると同時にギャップだらけのヘンな現代映画になっている。このちょっとした発見が本書『鈴木清順論 影なき声、声なき影』において清順映画を捉えるキー・コンセプトである。つまり、本書は清順映画のいくつかを伝説の名画や公認の名作でなくするために書かれたものだ。そのとき、清順もまた伝説の映画監督ではなくなっているだろう。(…)デビュー作『勝利をわが手に 港の乾杯』における「裸足」の重要性というのは私しか書いていないし、書く価値があるともそもそも思われていない。(…)同時代の評価というのはあまりにいい加減なものだが、逆に言えば今こそ発見されるべき清順映画がたくさんあるということでもある。要するに清順映画は最初から最後まで魅力的でいつでも誰でも楽しめる娯楽映画。それを皆さまと一緒に楽しみたい、というのが本書唯一の望みなのだ。
(本書「はじめに」より)

内容説明

未映画化脚本『夢殿』を中心に据えた三本の論考から、重要キーワードを鏤めて諸作品の横断的な読み解きを試みた「事典」、清順も参加した脚本ユニット「具流八郎」をめぐる初めての批評、そして全監督作品の精緻な解説まで。多角的な視点で、日本映画の異形の巨人の全体像を解き明かす!圧倒的スケールで打ち建てる、映画評論の金字塔!

目次

『夢殿』サイクル論1 二重化人物像の系譜
『夢殿』サイクル論2 騒がしい静寂の映画群
『夢殿』サイクル論3 清順的建築、清順的空間
清順映画キーワード事典
具流八郎の日本映画史
具流八郎の生き残りとして―プロデューサー岡田裕インタビュー
清順映画作品解説

著者等紹介

上島春彦[カミジマハルヒコ]
1959年生まれ。映画評論家。国学院大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rui_hua_

0
学術書ではないなって感じ。清順論とあるから作家性について考察してるのかなと思いきや、ファンによる考察ブログ(超絶ロングバージョン)。具流八郎については知らないことが多かったのでためになった。あと後期清順からファンになった人の所感が分かるのもいい2024/08/27

rui_hua_

0
わたしは物語分析ではなく映像分析がしたいよ…結局何が言いたいのって感じもしてしまった2022/04/20

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