出版社内容情報
文学は生き残れるか?
IT社会の到来と激化するグローバリゼーション。急激な社会変動の中で加速される活字文化の衰退と反教養主義の蔓延。
無識と混沌の支配する現在に、先達たちの鏤骨の営為で継承されてきた文学が直面する現状と未来。
内容説明
文学は生き残れるか?IT社会の到来と激化するグローバリゼーション。急激な社会変動の中で加速される活字文化の衰退と反教養主義の蔓延。無識と混沌の支配する現在に、先達たちの鏤骨の営為で継承されてきた日本の文学が直面する現状と未来。
目次
1(回想半世紀;人生の時間 ほか)
2(文学のうち外)
3(父と息子の老年―黒井千次の『流砂』;女性しかいない社会―村田沙耶香の『消滅世界』 ほか)
4(集英社版『コレクション戦争と文学』を読む;三つの「疎開小説」)
5(同時代人三島由紀夫;先人梶井基次郎 ほか)
6(私人の言葉;技巧とノンシャランス―山田智彦の『愛の終り』 ほか)
著者等紹介
尾高修也[オダカシュウヤ]
1937年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。小説「危うい歳月」で文藝賞受賞。元日本大学芸術学部文芸学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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