内容説明
なぜ資本は戦争を求めるのか?総力戦から冷戦へ、そして、対テロ戦争、グローバルな内戦へやむことなく戦争を求める経済のメカニズムを明らかにする。資本主義が存続するかぎり、戦争は終わらない!
目次
国家、戦争機械、通貨
本源的蓄積は続いている
戦争機械の領有化
フランス革命の二つの歴史
恒常的内戦の生政治
新たな植民地戦争
フーコーのリベラリズムの限界
シュミットからレーニンに至る奪取の優先性
総力戦
冷戦の戦略ゲーム
クラウゼヴィッツと六八年の思想
資本のフラクタル戦争
著者等紹介
アリエズ,エリック[アリエズ,エリック] [Alliez,´Eric]
1957年、フランス生まれ。哲学者。パリ第8大学教授、キングストン大学(ロンドン)近代ヨーロッパ哲学研究センター客員教授。フランスで再評価がすすむガブリエル・タルドの研究の第一人者であり、『タルド著作集』の編集の中心人物の一人
ラッツァラート,マウリツィオ[ラッツァラート,マウリツィオ] [Lazzarato,Maurizio]
1955年、イタリア生まれ。社会学者、哲学者。現在はパリで、非物質的労働、労働者の分裂、社会運動などについての研究を行なっている。また、非常勤芸能従事者(アンテルミッタン)や不安定生活者(プレカリアート)などの活動に参加している。アントニオ・ネグリらとともに、政治思想誌『Multitudes』の創刊以来の編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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