内容説明
デビュー作『楽園のこちら側』と永遠の名作『グレート・ギャツビー』の間に書かれた長編第二作。刹那的に生きる「失われた世代」の若者たちを絢爛たる文体で描き、栄光のさなかにありながら自らの転落を予期したかのような恐るべき傑作、本邦初訳!
著者等紹介
フィッツジェラルド,F.スコット[フィッツジェラルド,F.スコット] [Fitzgerald,Francis Scott]
1896年生まれ。20世紀前半のアメリカ文学を代表する作家。1920年、24歳のときに『楽園のこちら側』でデビュー。若い世代の代弁者的存在となる。同年、ゼルダ・セイヤーと結婚。1925年には20世紀文学を代表する傑作『グレート・ギャツビー』を発表した。しかし、その後は派手な生活を維持するために短編小説を乱発し、才能を擦り減らしていく。1930年代後半からはハリウッドでシナリオを書いて糊口をしのぐ。1940年、心臓発作で死去。享年44
上岡伸雄[カミオカノブオ]
1958年生まれ。アメリカ文学者、学習院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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