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出版社内容情報
史上最悪の“ならず者国家”は米国だ!
暗黒の歴史のすべてを暴いた“全世界で唯一の書”
世界10カ国で翻訳刊行
■オリバー・ストーン(映画監督)
「米国の〈民主主義神話〉を徹底的に粉砕する“爆弾”!
私が米国を考察する基礎資料だ。
あなたには読む勇気があるか?」
■チョムスキー(言語学者)
「史上最悪の“テロ国家”“ならず者国家”が
米国であることを明らかにした書。
政治学者の誰もが書けなかった、後世に残る真の米国外交史!」
いかに米国は、世界の人々の“希望”を圧殺してきたか?
クーデター、社会不安定化、選挙工作、死の部隊、虐殺者の養成、
拷問、洗脳、テロ、暗殺、麻薬密売、拉致、盗聴……
本書は、米国で「最も検閲を受けたジャーナリスト」と言われる著者ウィリアム・ブルムが、50年近くにわたって綿密に調べ上げた、米国による第2次大戦以降の侵略行為の包括的な歴史である。
ここには、米国が「民主主義」の名のもとに、世界の“民主主義の希望”を、いかに残虐な方法で圧殺してきたかが、完膚なく明らかにされている。
他に類のない書として、世界10カ国で翻訳刊行され、米国の真の姿を知るための基礎資料として、高い評価を得ている。
[新版への序文] アメリカは常に「敵」を求めている
─―共産主義者からジハーディストヘ、そして……
[序文] 第二次大戦後、米国は世界の人々に何をしてきたのか?
第1章 中国 1945年?1960年代
──毛沢東は、パラノイアに冒されていただけなのか?
第2章 イタリア(1) 1947?1948年
──ハリウッド・スタイルの自由選挙
第3章 ギリシャ(1) 1947年?1950年代初め
──誕生した?民主主義国家?が、?雇われ国家?に変貌するまで
第4章 フィリピン
1940年代?1950年代
──アメリカの最も古い植民地
第5章 朝鮮 1945?1953年
──事態は見えていたままのものだったのだろうか?
第6章 アルバニア(1) 1949?1953年
──由緒正しき英国人スパイ
第7章 東ヨーロッパ 1948?1956年 099
──「オペレーション・スプリンター・ファクター」
第8章 ドイツ 1950年代
──青少年の非行からテロリズムまで、何でもあり
第9章 イラン 1953年
──「王の中の王」の安全を求めて
第10章 グアテマラ(1) 1953?1954年
──世界が見ている目の前で
第11章 コスタリカ(1) 1950年代半ば
──同盟者の追放計画・パート?
第12章 シリア 1956?1957年
──新しい政府を購入する
第13章 中東 1957?1958年
──アイゼンハワー・ドクトリンが、?米国の裏庭?をもう一つ要求する
第14章 インドネシア(1) 1957?1958年
──戦争とポルノグラフィー
第15章 西ヨーロッパ 1950年代?1960年代
──前線のなかの前線のなかの前線
第16章 英領ギアナ 1953?1964年
──CIAの国際労働組合マフィア
第17章 ソヴィエト連邦 1940年代後半?1960年代
──スパイ飛行から書籍出版まで
第18章 イタリア(2) 1950年代?1970年代
──ローマ・カトリック枢機卿による孤児たちとテクノ・ファシズムの支援
第19章 ベトナム 1950?1973年
──「ハーツ&マインズ」をめぐるサーカス
第20章 カンボジア 1955?1973年
──シハヌーク殿下の中立主義
第21章 ラオス 1957?1973年
──秘密軍隊
第22章 ハイチ(1) 1959?1963年
──海兵隊、再び上陸
第23章 グアテマラ(2) 1960年
──素敵なクーデターのご褒美に、もう一つクーデターを
第24章 フランス/アルジェリア 1960年代
── L'etat, c'est la CIA(国家、それはCIA)
第25章 エクアドル 1960?1963年
──汚い策略の教科書
第26章 コンゴ 1960?1964年
──「アフリカの希望」の抹殺
第27章 ブラジル 1961?1964年
──「死の部隊」による?素晴らしい新世界?へようこそ
第28章 ペルー 1960?1965年
──「フォート・ブラッグ」、ジャングルへ
第29章 ドミニカ共和国 1960?1966年
──共産主義の脅威から民主主義を守るために、民主主義を破壊する
第30章 キューバ 1959年?1980年代
──許されざる革命
第31章 インドネシア(2) 1965年
──スカルノ大統領と五〇万人を……片付ける
第32章 ガーナ 1966年
──クワメ・エンクルマの戦線離脱
第33章 ウルグアイ 1964?1970年
──拷問──アップルパイと同じくらい米国的なこと
第34章 チリ 1964?1973年
──?鎚と鎌のシンボル?が、おでこに焼印された子どもたち
第35章 ギリシャ(2) 1964?1974年
──「お前らの議会も憲法も、クソ食らえだ」と米大統領は罵った
第36章 ボリビア 1964?1975年
──クーデターのメッカで、チェ・ゲバラを処刑する
第37章 グアテマラ(3) 1962年?1980年代
──知られざるもう一つの「最終解決」
第38章 コスタリカ(2) 1970?1971年
──同盟者の追放計画・パート?
第39章 イラク(1) 1972?1975年
──秘密工作を布教活動と混同してはならない
第40章 オーストラリア 1973?1975年
──また一つ、自由選挙が挫折した
第41章 アンゴラ 1975年?1980年代
──超大国と超大国によるポーカーゲーム
第42章 ザイール 1975?1978年
──モブツとCIA──天国での結婚
第43章 ジャマイカ 1976?1980年
──キッシンジャーの最後通牒
第44章 セーシェル 1979?1981年
──もう一つの最重要戦略地域
第45章 グレナダ 1979~1984年
──?嘘つき?──ワシントンの数少ない成長産業
第46章 モロッコ 1983年
──卑劣なビデオ
第47章 スリナム 1982?1984年
──再び、キューバの悪鬼
第48章 リビア 1981?1989年
──ロナルド・レーガン、好敵手を得る
第49章 ニカラグア 1978?1990年
──真綿で首を絞めるような不安定化工作
第50章 パナマ 1969?1991年
──我らが麻薬提供者への裏切り工作
第51章 ブルガリア/アルバニア(2) 1990?1991年
──共産主義者に民主主義の神髄を教える
第52章 イラク(2) 1990?1991年
──砂漠のホロコースト
第53章 アフガニスタン 1979?1992年
──アメリカによるジハード
第54章 エルサルバドル 1980?1994年
──ワシントン・スタイルの人権
第55章 ハイチ(2) 1986?1994年
──誰がこの男を取り除いてくれるか?
第56章 アメリカ 1992年?現在
──冷戦の終結と?新たな冷戦?
補章 他のアメリカによる侵略の一覧 1945年?現在
──もうあなたの国にも訪れている……
[付録?] CIAからの資金の流れ
[付録?] 第二次大戦以前の米国による軍事行使 1798?1945年
──「米国市民を守り、米国の権益を増進するために……」
[付録?] アメリカによる暗殺計画 1949?2003年
──「国家間には文明的な振舞いが期待される……」
ウィリアム・ブルム[ウィリアムブルム]
著・文・その他
益岡賢[マスオカケン]
翻訳
大矢健[オオヤタケシ]
翻訳
いけだよしこ[イケダヨシコ]
翻訳
内容説明
本書は、米国で「最も検閲を受けたジャーナリスト」と言われる著者ウィリアム・ブルムが、50年近くにわたって綿密に調べ上げた、米国による第2次大戦以降の侵略行為の包括的な歴史である。ここには、米国が「民主主義」の名のもとに、世界の“民主主義の希望”を、いかに残虐な方法で圧殺してきたかが、完膚なく明らかにされている。他に類のない書として、世界10カ国で翻訳刊行され、米国の真の姿を知るための基礎資料として、高い評価を得ている。
目次
新版への序文 アメリカは常に「敵」を求めている―共産主義者からジハーディストへ、そして…
序文 第二次大戦後、米国は世界の人々に何をしてきたのか?
中国 1945年~1960年代―毛沢東は、パラノイアに冒されていただけなのか?
イタリア(1)1947~1948年―ハリウッド・スタイルの自由選挙
ギリシャ(1)1947年~1950年代初め―誕生した“民主主義国家”が、“雇われ国家”に変貌するまで
フィリピン 1940年代~1950年代―アメリカの最も古い植民地
朝鮮 1945~1953年―事態は見えていたままのものだったのだろうか?
アルバニア(1)1949~1953年―由緒正しき英国人スパイ
東ヨーロッパ 1948~1956年―「オペレーション・スプリンター・ファクター」
ドイツ 1950年代―青少年の非行からテロリズムまで、何でもあり〔ほか〕
著者等紹介
ブルム,ウィリアム[ブルム,ウィリアム] [Blum,William]
1933年、ニューヨーク生まれ。米国政府の対外政策を、一貫して批判的に分析・報道しつづけているジャーナリスト。現在、ワシントンD.C.に在住。1960年代半ば、アメリカ国務省の外交担当部門に勤務。当初は反共派で、外交官を目指していたが、ベトナム戦争の真実を国務省内部の情報で知ったことにより幻滅し、1967年に辞職。辞職後、アメリカが行なっている戦争犯罪・国家犯罪を明らかにするために、ワシントン初の独立系の新聞『ワシントン・フリープレス』を創刊するが、FBIの圧力で廃刊に追い込まれる。1969年、秘密のベールに包まれていたCIAの内部を暴く告発書を刊行。200人以上のCIA工作員の名と住所を公開して波紋を呼ぶ。その後、米国やヨーロッパ、南米などで、フリー・ジャーナリストとして活動し、1972~73年には、チリに滞在し、アジェンデ政権の「社会主義の実験」と、CIAが計画した軍事クーデターによるその崩壊を、現地からリポートしつづけ世界に真実を訴えた。1970年代半ばには、元CIA職員フィリップ・アジェとともに、ロンドンで、CIAの職員・エージェントとその犯罪を暴露するプロジェクトを立ち上げ、その謀略や暗殺計画を明らかにしていった。1980年代後半には、映画監督オリバー・ストーンとともに、米国外交の真実についてのドキュメンタリー映画の製作に乗り出した。1998年に発表した、米国がイラクの生物兵器・化学兵器のための原料を提供していたという記事は、米国で「最も検閲を受けた事実」として、米国のメディア団体「プロジェクト検閲」から「模範的ジャーナリスト賞」を授与された。現在は、ふたたびワシントンに住み、書籍や記事の執筆活動を行なっている
益岡賢[マスオカケン]
翻訳家。1990年から東ティモールの連帯運動に参加
大矢健[オオヤタケシ]
明治大学理工学部准教授。専攻:アメリカ文学
いけだよしこ[イケダヨシコ]
著述・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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