戦争と虚構

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861826603
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

災厄の気配。―鳴り響く早朝のJアラート。力なき笑いに覆われた“戦前”。―に満ちる転換期としての2010年代。『シン・ゴジラ』『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』、押井守、宮崎駿、リティ・パン、伊藤計劃、湯川遙菜、安倍晋三、東浩紀、土本典昭…、それらを星座のようにつなぎ合わせたとき、見えてくる未来とは。新たなる時評=批評の形。

目次

1 戦争と虚構―『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』『ガルム・ウォーズ』(はじめに―来るべき政治=芸術的な批評理論のために;『シン・ゴジラ』―アニメ的でマジカルなファシズムに抗して;『君の名は。』―セカイ系とワカイ系のあいだで ほか)
2 今、絶対平和を問いなおす―敗戦後七〇年のアジア的な日常から
3 ジェノサイドのための映像論・序説―ジェノサイド映画と伊藤計劃(リティ・パン;ジョシュア・オッペンハイマー;伊藤計劃 ほか)
4 東浩紀論―強制収容所とテーマパークのあいだを倫理的に遊び戯れる(批評にとって欲望とは何か―二〇一三年の文化=社会運動;初期批評の諸問題―確率的暴力と新しい「人間」;『存在論的、郵便的』を読みなおす―匿名化という内省 ほか)
5 災厄のための映像論・序説―東日本大震災、あるいは水俣と「甦り」の映画

著者等紹介

杉田俊介[スギタシュンスケ]
1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。二〇代後半より障害者ヘルパーに従事しながら、執筆活動を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

16
なるほど。出版から半年が過ぎ、読メは2件目、アマゾンのレビューは未だに付いていない。謎めいた状況に、普段と違う興味を持ち、勇ましく読書の森に迷い込んでみました…確かに、読み慣れていない読者は、どう感想を言っていいのか分からない。そうでない人は面倒くさい。著者の持ち味は、中年男性という圧倒的なマジョリティから、マイノリティを突き詰めていくことで、自らの足場を崩していく「捻じれ」にありました。本書では、それは労働と芸術の分かれ目にあるといいます。その裂け目の変更可能性が政治であり、リベラルとは、その変更を実際2018/04/12

さえきかずひこ

14
著者の名前は10年前に畏友が編んだ『大谷能生のフランス革命』を読んで知った。そのあと、著作に手を伸ばしてはおらず、『戦争と虚構』が初めての読書体験となった。本書の眼目は、第1章の『ガルム・ウォーズ』の批評を通じ、押井守へのアンヴィバレントなロマンティシズムが溢れ出ているところ。繊細に綴られることばの数々が、緻密に緻密に縫い合わされ、文体からゆっくりじっくりと思考した時間と抑制的なパッションが染み出しているテクストの数々が楽しめる。自分の好きな『この世界の片隅に』が丁寧に論じられていたところも印象深かった。2018/10/27

スプリント

6
2016年の作品「シン・ゴジラ」「君の名は。」「聲の形」「この世界の片隅に」「ガルムフォース」を分析し比較評論をしています。ストーリーの説明もあるため作品をこれから見ようという方にはおすすめしません。途中、映画から離れ、日本と戦争について歴史と未来について著者の思うところにページが割かれています。2018/01/08

耳クソ

1
この鬱屈とした時代の乗り越え方、凄すぎて物足りない。だから、どうかこれからもよろしく。2019/04/14

臓物ちゃん

1
「『君の名は。』のラストで三葉や同級生たちがなんの疑問もなく上京してしまっているのは地方の過疎化を象徴しているのかもしれない……」ってうるせえ!糸守町は壊滅したんだよ!他にも『シン・ゴジラ』や『この世界の片隅に』など誰かと語り合いたくなるような作品について存分に語ってくれる分厚い評論集。評論ってのは読むとモリモリ頭がよくなってる気分になるので好きである。日本における戦争の概念について思慮させられる一冊。2018/03/19

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