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内容説明
自立としてのスタンド、人間讃歌―すべての存在には潜在能力がある、汝の隣人と欲望を巻き込みあえ、愛しあえ、『ジョジョ』は自己啓発的か、ブチャラティは何を裏切ったのか、プッチ神父とは誰か―覚悟と幸福、ジョニィとジャイロにとって運命とは何か、マンガという奇跡…荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』の天才的な芸術世界は、連載30周年を迎えてますます加熱する!苛烈な闘争の只中においてなお、あらゆる人間の“潜在能力”を絶対的に信じぬく、その思想を気鋭の批評家が明らかにする!よりよく生きるためのマンガ論。
目次
第1章 自立
第2章 欲望
第3章 平等
第4章 自己啓発
第5章 協働
第6章 運命
第7章 奇跡
第8章 生命
補論 資本主義の倫理と異能な人々の運命
著者等紹介
杉田俊介[スギタシュンスケ]
1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。二〇代後半より障害者ヘルパーに従事しながら、執筆活動を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっ黒大魔王
10
私にとってのジョジョの奇妙な冒険は一生のバイブルなのだが、その愛をもってしても読むのがしんどい。まともな校正もなしに出版するのはやめてほしい、そう思うくらい文章があまりに稚拙だし、内容が意味不明すぎる。2019/12/20
ニョンブーチョッパー
6
★★★★★ タイトル通りのがっつり解説は圧巻。哲学などへの言及は難しくてちょっとついていけず。本書を副読本にしながら最初から読み直したい。ジョルノが暗に批判するブチャラティの自己犠牲のあり方は、俺ガイルの八幡みたい。第七部のディオの母親が手でシチューを受け取るくだりは、つい最近『どろろ』でも出くわして既視感が合ったけれどこれだったか。オマージュなのかも。2019/03/25
桂 渓位
4
ジョジョは、漫画と言う枠組みを越えた哲学書なのかも知れません。 6部のプッチ神父に関する考察が、特に印象に残りました。2017/07/13
ミヒャエル・安吾
4
ジョジョの解釈論。2017/07/08
あつあげ
2
自己啓発本や哲学を交えて掘り下げられた本。とくに哲学については難しい単語が多く登場し私には難しかったなという感想。途中から流し読みになってしまったけどジョルノとブチャラティの自己犠牲の違いは興味深かった。勉強してからまた読み直したい。2020/07/31