聖愚者ラヴル

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  • サイズ B6判/ページ数 436p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861826092
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

四つの名前を生きながら、愛する女性を救うことのできなかった己の罪を生涯を懸けて償い続ける、中世ロシアの聖者の凄絶かつ清廉な生の軌跡―。「ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)賞」と「ヤースナヤ・ポリャーナ賞」をダブル受賞した現代ロシアの超大型新人が贈る、大いなる愛の物語!

著者等紹介

ヴォドラスキン,エヴゲーニー[ヴォドラスキン,エヴゲーニー] [Водолазкин,Евгений]
1964年、キエフ(ウクライナ)生。作家・文学者。専門は古代ロシア(ルーシ)文学。1986年、キエフ国立大学文学部卒業後、ソ連(現ロシア)科学アカデミー・ロシア文学研究所(通称「プーシキン館」、サンクト・ペテルブルグ)の大学院に入り、ロシア中世文学の世界的権威ドミートリー・リハチョフ博士に師事。2000年に論文「古代ルーシ文学における全世界の歴史」で博士号取得。著書は、長編では『ソロヴィヨフとラリオーノフ』(2009年。ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)賞と、アンドレイ・ベールイ賞の最終候補)、『聖愚者ラヴル』(2012年、ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)賞、ヤースナヤ・ポリャーナ賞)、などがある他、専門に関する著作も多い

日下部陽介[クサカベヨウスケ]
1962年、京都府生。早稲田大学第一文学部日本文学科卒、同大学院文学研究科ロシア文学専攻中退。国際交流基金勤務。3回のモスクワ在勤のうち、直近は2016年4月末までの4年半(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

40
15世紀ロシア、愛する女性を死なせたことを一生をかけて償う主人公を描いた「大いなる愛の物語」。螺旋を描く時のなかで、やり直し償うまでの彼の「旅」には清澄さがありとても惹かれます。また彼は死なせた女性をはじめ、仕事を継いだ祖父やエルサレムへ誘ったカルプ、その旅の途上で死んだアムブロージョや護衛ヴラーシーなどの一部を継いで生きてゆくのですが、最後彼の遺骸の後を付いていく人たちの中にも同様に彼の一部が息づいているのだろうと感じられ、こうやって人の思い、生、世界はつながっていくのだろうと思わせてもくれる本でした。2017/03/21

19番ホール

3
ロシア文学相変わらず長い2023/05/16

よだみな

3
愛する女を死なせたことで、その罪を一生背負うことを決意した男の一生の物語。400ページにも及ぶ長編なのに、飽きないのは、主人公の決意と、文字通り神がかった多彩な登場人物、未来にもつながるさまざまなエピソードとそして描写の力。物語の力を見せつけられた小説。今後も読みたい作家になったので、ぜひほかの作品もだしてください。お願いします。2017/03/02

まどの一哉

2
れっきとした現代文学であるが中世を舞台としているせいもあって、すこぶるオーソドックスな古典的名作のような味わいがある。聖愚者とは乞食僧のような良寛さんのような存在だが、主人公は子供の頃から浮世離れしていて、利己心が無く信仰篤く人々に尽くそうとする人格。平凡なわれわれの人生とはまるで違うが、あまりに純粋な生き方に思わず感情移入してしまう。2018/11/15

hagen

2
この物語でまず特筆すべき人物として挙げられるのは、主人公の聖愚者に対して、あらゆる面で心の支えとなった師匠である祖父のクリストフォルではないか。薬師で科学者である碩学者は、白樺の樹皮片に書き付けた処方箋によって、後に庶民に対し奇跡によって多くの命を救った聖愚者を通じて、神の助けが届く事を伝えた。舞台となる時代は、疫病、飢饉が支配する混沌とした闇の時代ではある。舞台はロシアの地を離れヨーロッパを縦断し、時間軸を一気に飛び越えるスケールの大きさを持つ。型どおり聖者列伝の枠を遙かに越えた黙示の世界観を持つ物語。2018/09/30

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