内容説明
四つの名前を生きながら、愛する女性を救うことのできなかった己の罪を生涯を懸けて償い続ける、中世ロシアの聖者の凄絶かつ清廉な生の軌跡―。「ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)賞」と「ヤースナヤ・ポリャーナ賞」をダブル受賞した現代ロシアの超大型新人が贈る、大いなる愛の物語!
著者等紹介
ヴォドラスキン,エヴゲーニー[ヴォドラスキン,エヴゲーニー] [Водолазкин,Евгений]
1964年、キエフ(ウクライナ)生。作家・文学者。専門は古代ロシア(ルーシ)文学。1986年、キエフ国立大学文学部卒業後、ソ連(現ロシア)科学アカデミー・ロシア文学研究所(通称「プーシキン館」、サンクト・ペテルブルグ)の大学院に入り、ロシア中世文学の世界的権威ドミートリー・リハチョフ博士に師事。2000年に論文「古代ルーシ文学における全世界の歴史」で博士号取得。著書は、長編では『ソロヴィヨフとラリオーノフ』(2009年。ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)賞と、アンドレイ・ベールイ賞の最終候補)、『聖愚者ラヴル』(2012年、ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)賞、ヤースナヤ・ポリャーナ賞)、などがある他、専門に関する著作も多い
日下部陽介[クサカベヨウスケ]
1962年、京都府生。早稲田大学第一文学部日本文学科卒、同大学院文学研究科ロシア文学専攻中退。国際交流基金勤務。3回のモスクワ在勤のうち、直近は2016年4月末までの4年半(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syaori
19番ホール
よだみな
まどの一哉
hagen