出版社内容情報
尾高修也[オダカシュウヤ]
内容説明
日本の近代は日本人が欧米を旅する「西遊」の歴史でもあった。洋行体験で直面した努力と葛藤は彼らの文学に何をもたらしたか。
目次
「西遊」ことはじめ―岩倉使節団と成島柳北
国費留学生森鴎外と夏目漱石
有島武郎と永井荷風の「放浪」
島崎藤村の「洋行」
斎藤茂吉の「遠遊」
正宗白鳥の「漫遊」
林芙美子と横光利一の「巴里日記」
「西遊」の時代おわる―中村光夫・吉田健一・森有正
著者等紹介
尾高修也[オダカシュウヤ]
1937年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。小説「危うい歳月」で文藝賞受賞。元日本大学芸術学部文芸学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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