内容説明
フランス「危機の２０年」下（大戦の終りから大戦の始まりまで）において、哲学者アランが日常の場から紡ぎ出した深い知恵と洞察に溢れる経済漫筆９０篇。
目次
日曜日は、畑を耕す人が仕事の結果を
屋内に作られた常設市場は
われわれは真新しい銀行のことを
自分はパリで遊んで暮し
「管理とは」と、カストールは言った
「私は悋嗇漢がいやではない」と、カストールは言った。
アンプは、新鮮で思いがけない考えを
電車は一団となって滑らかに出発し
カストールは言った。公共財政の管理を規制する
ラシャ屋にいる配管工を観察して見たまえ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
1
「幸福論」などで有名な哲学者の経済随筆です。1929年の大不況の後のフランスの経済情勢を巡る随筆でエッセイのようなものです。一つ一つが短く当時のフランスの状況などを知りたい人には結構お勧めです。2013/03/30
