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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861825828
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集! 「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集! 「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。

話 
オーランド夫人の恐れ
意識と無意識のあいだ――小さな男
分解する
バードフ氏、ドイツに行く
彼女が知っていること

ミルドレッドとオーボエ

手紙
ある人生(抄)
設計図
義理の兄
W・H・オーデン、知人宅で一夜を過ごす
母親たち
完全に包囲された家
夫を訪ねる
秋のゴキブリ

私に関するいくつかの好ましくない点 
ワシーリィの生涯のためのスケッチ
街の仕事
姉と妹
母親
セラピー
フランス語講座 その1―― Le Meurtre
昔、とても愚かな男が
メイド
コテージ
安全な恋
問題
年寄り女の着るもの
靴下
情緒不安定の五つの徴候
訳者あとがき

リディア・デイヴィス[リディアデイヴィス]
1947年マサチューセッツ州生まれ。著書に『話の終わり』(1995)、『ほとんど記憶のない女』(1997)、『サミュエル・ジョンソンが怒っている』(2001)、【Can't and Won't:イタ】(2014)他。マッカーサー賞、ラナン文学賞などを受賞したほか、短編集【Varieties of Disturbance:イタ】(2007)で全米図書賞にノミネートされる。2014年には国際ブッカー賞を受賞した。フランス文学の翻訳家としても知られ、ミシェル・ビュトール、モーリス・ブランショ、ミシェル・レリスなどの翻訳に加え、マルセル・プルースト『スワン家の方へ』の新訳を手がけた功績により、2003年にフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。ニューヨーク州在住。

岸本佐知子[キシモトサチコ]
1960年生まれ。上智大学文学部英文科卒業。訳書にL・デイヴィス『話の終わり』、『サミュエル・ジョンソンが怒っている』(以上作品社)、『ほとんど記憶のない女』(白水Uブックス)、M・ジュライ『いちばんここに似合う人』、『あなたを選んでくれるもの』(以上新潮社)、N・ベイカー『中二階』、J・ウィンターソン『灯台守の話』(以上白水Uブックス)、T・ジョーンズ『拳闘士の休息』(河出文庫)、J・バドニッツ『元気で大きいアメリカの赤ちゃん』(文藝春秋)他多数。編訳書に『楽しい夜』(講談社)、『変愛小説集』(講談社文庫)他。著書に『気になる部分』(白水Uブックス)、『ねにもつタイプ』、『なんらかの事情』(以上ちくま文庫)がある。

内容説明

リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集!「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。

著者等紹介

デイヴィス,リディア[デイヴィス,リディア] [Davis,Lydia]
1947年マサチューセッツ州生まれ。マッカーサー賞、ラナン文学賞などを受賞したほか、短編集Varieties of Disturbance(2007)で全米図書賞にノミネートされる。2014年には国際ブッカー賞の栄誉に輝いた。フランス文学の翻訳家としても知られ、マルセル・プルースト『スワン家の方へ』の新訳を手がけた功績により、2003年にフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。ニューヨーク州在住

岸本佐知子[キシモトサチコ]
1960年生まれ。上智大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

35
苦手な短編集。ストーリーは違っても、そのトーンは同じだ。違和感だらけの日々。情緒不安定(というタイトルの短編あり)な自分を持て余す。何をやってもうまくいかない。何もやる気がしない。内心を描く、というのも文学だが、だんだん読者にも陰鬱が汚染する。しんどくなる。私には合わない。ちなみに訳は、岸本佐知子。2019/08/26

くさてる

24
掌編集。しかし読みやすいというわけでもあっけないわけでもなく、読後になんともいえないもやもや感が残る。それは厭なものではないけれど心地良いものでもなくて、まるで自分の鞄や服のポケットに思いもかけず残っていた他人のメモを見つけてしまったようなおかしな気持ち。悲しさまでにいたらない、けれど無視することが出来ないあの気持ち。不思議な作品集です。2016/07/26

三柴ゆよし

21
かつての愛の記憶を、一時間何ドルといった具合に「分解する」男を描いた表題作は、滑稽でありながら、全身を掻き毟らずにはいられない痛ましさをおぼえた。だれしもそれをなかったことにしたいけれども、もう二度とそれを繰り返さないとは決して言い切れない。愛の清算とは概してこのように滑稽な営みに終始せざるを得ず、しかし我われ業の深い生命体はそうせずにはいられないものなのだが、置き換えられた数字と数字の狭間からは、割り切れない感情がいつまでも噴き出でる。救われねえ。テーマソングは槇原敬之「もう恋なんてしない」でよろしく。2016/09/29

erierif

19
実質的なデビュー作になるこの短編集、作者の全てが入っていた。『分解する』とはこの中の短編の一つでもあり表題だが、リディア・デイヴィスその人が自分の事をまるで銃の手入れをするみたいに一つ一つ分解し、部品を点検し、組立てていくかのような作品が多かった。夫や元夫との不仲の話が多く重苦しいけれど、どこかシステマチックで冷静な観察眼のためすんなり伝わってくる。また『フランス講座』『秋のゴキブリ』の独特のユーモアも大好き。2016/07/18

14
図書館でまたまた目に付き借りた。掌の小説のように小さな短編、読みづらくはないが、話に緩急なく、せっかちな女性の早口の話しを聞いている感じ、なかなか頭にストーリーが入らないですね。頭に浮かぶ事柄、見たままの事実をそのまま小説にした感じ。また、20年後に再読しま2019/03/03

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