“日本哲学”入門講義―西田幾多郎と和辻哲郎

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“日本哲学”入門講義―西田幾多郎と和辻哲郎

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  • サイズ B6判/ページ数 426p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861825453
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

内容説明

日本を代表する「思考の達人」“Meisterdenker”たちは如何にして、明治維新以降、輸入品ではない、日本固有の思考法・方法論を創りだしたのか?続々重版の大好評、入門講義シリーズ。日本に学問としての「哲学」を定着させるうえで決定的な役割を果たした西田幾多郎『善の研究』と日本的な「倫理学」の方法論を開拓したとされる和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を熟読し、日本人の深層に在る思想を探る。

目次

第1回 日本哲学とは!?―西田幾多郎『善の研究』第一編「純粋経験」
第2回 「実在」の考究―西田幾多郎『善の研究』第二編「実在」
第3回 「善」の考究―西田幾多郎『善の研究』第三編「善」
第4回 「倫理」の考究―和辻哲郎『人間の学としての倫理学』第一章前半
第5回 「人倫」と「間柄」の考究―和辻哲郎『人間の学としての倫理学』第一章後半
第6回 日本独自の倫理学の考究―和辻哲郎『人間の学としての倫理学』第二章

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また、近年は、ベンヤミンを題材とした『純粋言語を巡る物語―バベルの塔1』(あごうさとし作・演出)などで、ドラマトゥルクを担当。演劇などを通じて精力的に思想を紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さえきかずひこ

8
本書後半では、和辻哲郎がハイデガー『存在と時間』に大きく影響を受けつつ、また批判的に『人間の学としての倫理学』で自分の思想を築いてゆく過程が筆者によりつぶさに解説され、知的刺激に満ちています。和辻の「間柄」という概念はむろんハイデガーには無いので、そのあたりも両者の思想の対称性が際立って理解の助けになります。前半は西田幾多郎『善の研究』についての解説ですが、あまり関心が持てませんでした。2017/12/19

ブルーツ・リー

4
自分には難解でよく理解できなかったのだが、単に「分からなかった」だけでは芸が無いので、断片の羅列で失礼します。 日本にはもともと哲学がなく、ここ百年くらいの伝統の中で、哲学らしいものは、京都学派くらい?しかしその京都学派も、戦争責任を問われ、戦後は滅亡しないまでも、広がってはいない? 和辻と西田幾多郎では、西田幾多郎は禅や道の世界から影響を受け、哲学らしいものを作っている? 和辻哲郎に関しては、哲学、というよりは、従来の哲学者の研究を独自に読んだだけの感じ? 個人的には共同体原理の哲学に興味あり。2022/07/11

Masatoshi Oyu

3
西田の「善の研究」と和辻の「人間の学としての倫理学」を解説しながら、日本独自の哲学があるのか、あるとすればどのようなものか?を探求する。内容は難しく理解が難しかったが、日本哲学といっても西洋哲学の深い教養がないと理解が難しいということはわかった。2019/05/05

amanon

3
前半で取り上げられている『善の研究」は既読だから、さくさく読み進めることができるだろう…と思いきや、予想外に読み進めるのが辛かった。とりあえず一通り読めば、何となしわかった気になれた『善の研究』をこまかに切断して解説していくために余計にわかりづらくなったという気がしてしまう。後半の和辻についての講義は、取り上げられている著書の文体が口語に近いため、比較的とっつきやすかったか?ただ、字面で読んでもかなり歯応えがあるこの講義をその場にいた人が本当に理解できたのか?というのがつい気になってしまう。2015/12/11

代理

2
個人ではなく関係性からスタートする和辻の倫理学おもしろそう(果てしなく難しそう)ハイデガーのドイツ語言葉遊びは難しいしピンと来ないが、和辻の日本語でのソレはかなりしっくりくる。『主客の未分化を超える』というテーマがヒリヒリするほど切実な時代の哲学だったのかなと。要再読。タイトルは日本哲学だけど、日本以外の哲学も勉強しないと日本の哲学はわからない。2020/01/27

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