内容説明
国民にとって国家とは何か?近代国家の成立と国家論の変容。ルソーとフランス革命の影響の下に「国家に対する自由」を志向した青年期から、理性と現実の習合に苦闘する晩年まで。国民国家の形成に伴う国家哲学の変生を重層的に究明する。
目次
第1部 人生の諸段階(一七〇〇~一八〇六)(序論;シュトゥットガルト;テュービンゲン;ベルン;二つの政治的著作;フランクフルト;イエナ(一八〇三年まで)
イエナ(一八〇四年以後))
第2部 世界的転換期(一八〇六~一八三一)(ナポレオン;王政復古;プロイセン;七月革命;結語)
著者等紹介
村岡晋一[ムラオカシンイチ]
1952年、熊本県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、中央大学理工学部教授。専門はドイツ観念論、ドイツ・ユダヤ思想
橋本由美子[ハシモトユミコ]
1956年鳥取市生まれ。同志社大学文学部卒業。中央大学文学部博士後期課程退学。現在、中央大学、桐朋学園大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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