内容説明
近代世界システムの展開と資本主義の長期サイクルという歴史的視野と構造分析から、グローバル資本主義の現在と未来を問う。話題の論者と新進気鋭25人による共同研究。
目次
序論 「新自由主義グローバリズム」による世界再編を、「近代世界システム」の歴史的視座から考察するために―資本主義の危機とポスト資本主義社会への可能性
第1部 共同討議 “資本主義の終焉”は近づいているのか?―近代世界システムと資本主義の長期サイクル(討議報告 「近代世界システム」の展開と現在;共同討議 資本主義の長期サイクルと分岐点)
第2部 新自由主義グローバリズムによる世界/地域再編(欧米;東アジア;ジェンダー/セクシャリティ;批判とオルタナティブ)
第3部 共同討議 “ポスト資本主義社会”をいかに構想するか?(討議報告 新自由主義グローバリズムによる世界空間の再編;共同討議 “ポスト資本主義社会”に向けて)
第4部 「近代世界システム」/「新自由主義グローバリズム」考察のために(近代世界システムの基礎構造;従属の構造―植民地・女性・生態系;北側の「自由・民主主義」の権力構造;新自由主義グローバリズムによる南側の再編;近代世界システムと反システム運動;オルタナティブな世界のために)
著者等紹介
三宅芳夫[ミヤケヨシオ]
千葉大学法政経学部准教授。専攻:哲学・社会思想史。1969年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学
菊池恵介[キクチケイスケ]
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授。専攻:社会思想史。1968年生まれ。パリ第12大学大学院哲学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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