内容説明
パンツを穿いた“好色なサル”は、20万年にわたって、どのような“性生活”を送ってきたか?今後、人類のSexはどう進化するのか?本書は、進化生物学・心理学、人類学などの専門分野の知見をもとに、人類20万年史における性の進化をたどり、現在の私たちの性と欲望のあり方の謎に迫った「性の進化論」である。米国で『キンゼイ・レポート』以来と言われる“大論争”を巻き起こし、世界21か国で翻訳出版されている。
目次
序文 人類の“セクシュアリティ進化”の真実―人類の女性に、なぜオルガスムが発達したのか?
第1部 進化論は“性”をどのように扱ってきたか?
第2部 先史時代の人類の性生活―“エデンの園”は、性の楽園だったのか?
第3部 われわれの祖先の日常生活
第4部 性器とオルガスムの進化論
第5部 人類のセクシュアリティ進化の未来は?
著者等紹介
ライアン,クリストファー[ライアン,クリストファー] [Ryan,Christopher]
心理学者、調査心理学博士。サンフランシスコのセイブルック大学で、調査心理学の博士号を取得。アラスカ、タイ、メキシコなど世界中をめぐって得た各地の性文化に対する見識を活かして、人間のセクシュアリティの本性に焦点を当てた心理学研究を進め、本書の元となった「先史時代における人類の性の起源」の博士論文を執筆した。現在、バルセロナに在住し、バルセロナ医学大学講師と、複数の病院の顧問をしている。さまざまな雑誌・新聞、TVやインターネットでも活躍している
ジェタ,カシルダ[ジェタ,カシルダ] [Jeth´a,Cacilda]
精神科医、医学博士。モザンビーク生まれ。子ども時代に勃発した内戦を逃れ、ポルトガルで教育を受けた。1980年代末、医師として内戦で荒れ果てた故国を癒すために、モザンビークに戻る。北部の僻地で、5万人に1人の医師という環境で、医療活動を7年間行なった。また、AIDS予防のためのWHOの性行動調査の責任者も務めた。モザンビークで、ほぼ10年間にわたって活動したのち、ポルトガルで精神医学・労働医学の両分野でレジデントとしての訓練を終えた
山本規雄[ヤマモトノリオ]
1967年、東京都生まれ。出版社等勤務を経て、現在、翻訳業・編集業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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