内容説明
少年はなぜ脱走を図ったのか？大阪下町、昭和３０年代、小児結核の子どもたちを隔離した大阪市立貝塚少年保養所。病魔との闘い、在日少女との初恋、父親との葛藤、１３歳少年の屈折した心を赤裸々に描く。
目次
遠い記憶
大阪市立貝塚少年保養所
問題児
面会拒否
アバンギャルド
玉撞屋の息子
向かいのお兄ちゃん
空中浮遊
原罪
復学〔ほか〕
著者等紹介
南川泰三［ミナミカワタイゾウ］
作家・脚本家。１９４３年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒。卒業と同時にＮＨＫラジオ「クイズジョッキー」を井上ひさしと隔週で執筆し放送作家になる。現在、放送作家協会理事、文化庁芸術祭審査委員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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うらのプーさん
1
昔は結核患者は隔離されてたんだなぁと思うと悲しくなりました。 泰三くんはごくごく普通の男の子だし、そんなに卑下しなくてもいいのに!! 2017/06/06
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