内容説明
麻薬密売組織の“宮殿”で暮らす少年の一人語りでメキシコ社会の暗部を軽妙に描いた、ガーディアン賞新人賞候補のデビュー作『巣窟の祭典』と、続く最新の第二作『フツーの町で暮らしていたら』を併録。
著者等紹介
ビジャロボス,フアン・パブロ[ビジャロボス,フアンパブロ] [Villalobos,Juan Pablo]
1973年、メキシコのグアダラハラ市に生まれる。大学ではマーケティングとスペイン文学を専攻。数多くの市場調査を手掛けた後、紀行文や文学批評、映画批評などを発表した。EUがラテンアメリカに特化して設けた「アルバン・プログラム」の奨学金を得て、スペインに留学。バルセローナで作家活動と電気関連の会社勤務を両立させていたが、2011年8月からはブラジル在住。小説第1作目の「巣窟の祭典」は2011年にスペインで出版され、その後10カ国で7言語に翻訳された。そのうち英語訳は、イギリスのガーディアン賞2011年の新人作家部門にノミネートされた
難波幸子[ナンバサチコ]
1967年、大阪府生まれ。関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。メキシコ国グアダラハラ自治大学大学院卒業、プロジェクト評価修士号取得。貿易会社勤務、図書館司書などを経て、国際協力機構(JICA)から派遣された中米ホンジュラスで3年間、青年海外協力隊の現地調整業務に従事。現在は貿易の仕事に従事しながら、英語・スペイン語の産業翻訳や地域の学校でスペイン語圏の児童、保護者の通訳等を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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