内容説明
妻を持つ身でありながら、不羈奔放なノーラに恋するフランス人翻訳家・ブレリオ。やはり同様にノーラに惹かれる、ロンドンで暮らすアメリカ人証券マン・マーフィー。英仏海峡をまたいでふたりの男の間を揺れ動く、運命の女。奇妙で魅力的な長篇恋愛譚。フェミナ賞受賞作。
著者等紹介
ラペイル,パトリック[ラペイル,パトリック][Lapeyre,Patrick]
1949年、パリ生まれ。ソルボンヌ大学で現代文学を専攻し、教員免許を取得。国語の教師として高校で教鞭をとるかたわら、小説を執筆。1984年、Le Corps infernalで作家デビュー。2004年、第6作L’Homme‐soeurで、Livre Inter賞を受賞。2010年8月に出版されたLa Vie est br`eve et le d´esir sans finは、フランス三大文学賞のひとつフェミナ賞を獲得した
東浦弘樹[トウウラヒロキ]
1959年、兵庫県生まれ。京都大学文学部フランス文学科卒業。関西学院大学博士課程在学中に、フランス政府給費留学生として渡仏、ピカルディー大学(アミアン)で、国際カミュ学会会長(当時)ジャクリーヌ・レヴィ=ヴァランシ教授に師事。ピカルディー・ジュール・ヴェルヌ大学文学博士。現在、関西学院大学文学部教授(フランス文学)
ビルマン,オリヴィエ[ビルマン,オリヴィエ][Birmann,Olivier]
1949年、パリ生まれ。パリ第四大学(文学部)修士課程修了。日本政府給費留学生として来日。大阪大学日本学科博士課程単位取得満期退学。現在、関西学院大学文学部教授(フランス語学・フランス文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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