“日本の思想”講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する

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“日本の思想”講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する

  • 仲正 昌樹【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 作品社(2012/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861823961
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

内容説明

「サンデル」ごっこの大流行、安易な「決断主義」の横行、AKB48ブームと単純な「民主主義の限界」論、橋下徹と小沢一郎という「キャラ立ち」、終わりなき「立ち位置」戦争、ツイッター、ブログ、「ネ申」信仰…、3・11以降の“決められない”、“機能不全”、“思考停止”状態のなかで、私たちの日常に潜む“思想”の通奏低音を解剖し、じっくりと落ち着いて、そのダメさを析出し、そして“思想する”こととは何か?を、いま真剣に考えてみる。

目次

前書き 丸山の“お説教”をもう一度聞く―「3・11」後、民主主義ははたして“限界”なのだろうか?と思う人々へ
講義第1回 「新しい」思想という病―「なんでも2・0」、「キャラ・立ち位置」、「人脈関係」という幻想
講義第2回 「國體」という呪縛―無構造性、あるいは無限責任
講義第3回 フィクションとしての制度―「法」や「社会契約」をベタに受けとらない
講義第4回 物神化、そしてナマな現実を抽象化するということ
講義第5回 無構造性、タコツボ、イメージ支配―ネット社会で「日本の思想」という“病”を考える
講義第6回 “『である』ことと『する』ということ”を深読みしてみる
後書き “即効性”の思想など、ない

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。「ポストモダン」が流行の八〇年代に学生時代をすごす。政治思想、現代ドイツ思想、社会哲学、基礎法学などの“マトモ”な学問から、テレビ、映画、アニメ、はたまた松本清張などの“俗っポイもの”まで幅広くかつ真剣に議論を展開し、また医療問題にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

102
岩波書店の現代文庫にも、「日本の思想」を精読する、という本がありますがそれよりももう少しわかりやすく大学の授業のような感じの本です。結構幅広に説明してくれてそこから波及する思想なども説明してくれています。私などは「日本の思想」を何度も読んでいますが、何度読んでも結構得るところはあります。大学の教養課程で政治思想や日本の政治を学ぼうという人にとってはこの本と丸山の本をじっくりと読めば何か売るものはあるという気がします。2015/11/07

masabi

15
丸山真男「日本の思想」の解説書。日本には精神史が欠けていて、思想の無構造性を示している。その構造のために、いつか見た議論が形を変えて再燃する、民主主義などが定着しないことになる。属性本位の社会から行為本位の社会への移行が戦後に起こったわけだが、丸山は政治は行為本位に、それ以外の領域は属性本位が適する領域があると考えたようだ。市場原理が不適な領域である。付録の参考文献に従って丸山真男について知見を広めたい。2015/07/29

エスニック料理好き

8
直前に読んだ「日本の思想」(丸山眞男著)が難解なため、Amazonレビューの推薦を参考に(急遽)手にした一冊。本書は「日本の思想」の難解箇所をわかり易く解説。又、同書で提起された事象の現代までの変遷、周辺情報が解説されており、非常に参考になる。特にマイケル・サンデル著「これからの「正義」の話をしよう」に関連する記述は、日本におけるサンデル・ブームを皮肉っていて面白い。やはり哲学や思想は、それが生まれた歴史的背景や本質を(難しくても)理解することが重要だと気付かされる。解説書ながら、今後も読み返したい一冊。2015/07/27

Masakiya

7
はじめ引用元である『日本の思想』 と並行して読み進めたが、 原本は第2章「近代日本の思想と文学」でつっかかり、本書だけで読み進めて先に読了。ちなみに本書ではここについてはほとんど触れていない。本当はここの解説が欲しかったんだけどね。本書で一番印象に残ったのが、民主主義の物神化。アルファベットの組み合わせと違って、漢字は概念を示す言葉自体が独り歩きしやすいのかなと思った。2015/11/29

shouyi.

5
丸山眞男の名著「日本の思想」を丁寧に解説した書。でも、私にはそれでも難しく読み通すのは苦しかった。現代の社会状況との関連した部分は興味深かったが、読み終わった今、自分のものになった気がしない。2020/10/22

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