国家債務危機―リブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?

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国家債務危機―リブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861823077
  • NDC分類 338.93
  • Cコード C0033

内容説明

900兆円債務を抱えて、日本は10年後を展望できるのか?“過剰債務”が国家と世界の命運を決する―“欧州最高の知性”が、史上最大の公的債務に脅かされる先進諸国の今後10年を大胆に見通す。

目次

 公的債務の誕生―国家主権と債務の終わりなき攻防のはじまり
公的債務が、戦争、革命、そして歴史をつくってきた―覇権国は必ず財政破綻に陥る
20世紀“国民主権”と債務の時代―全国民が責任を負うことになった国家の借金
世界史の分岐点となった2008年―途上国から借金する先進国
債務危機の歴史から学ぶ12の教訓
想定される「最悪のシナリオ」
「健全な債務」とそのレベルとは?
フランスの過剰債務を例にとって考えてみると
債務危機に脅かされるヨーロッパ―ユーロは破綻から逃れられるか?
いま世界は、何をなすべきか?〔ほか〕

著者等紹介

アタリ,ジャック[アタリ,ジャック][Attali,Jacques]
1943年、アルジェリア生まれのフランス人。仏国立行政学院(ENA)卒業。1981‐1990年、ミッテラン政権の大統領特別補佐官を務める。1991‐1993年、「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁となる。1998年にはNGO「プラネット・ファイナンス」を創設し、現在も途上国支援に尽力している。2007年、サルコジ大統領に依頼され、大統領諮問委員会「アタリ政策委員会」の委員長となり、21世紀に向けてフランスを変革するための政策提言を行なっている

林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年、愛知県生まれ。名古屋市在住。立命館大学経済学部経済学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

67
主権債務の財源が、国内貯蓄で賄われている比率が高いほど、為替の問題が発生しないので債務コストを大幅に削減できるとし、まさにこれは今の日本の状況を示しています。また、主権債務解消の方法は、増税、歳出削減、経済成長、低金利、インフレ、戦争、外資導入、デフォルトの8つありますが、頻繁に利用されるのがインフレです。これを踏まえると、今後の日本は、意図的にインフレに舵を切るのかなと思ったりします。昔のフランスは、ユダヤ人から財産を召し上げて追い出しながら、財政難になると呼び戻すとか、自己都合も甚だしいです。2024/04/06

kochi

13
「公的債務が戦争、革命そして歴史を作ってきた。」国家の借金の観点から歴史をエキサイティングにとらえなおし、現在の危機を解決するためにすべきことを示唆する著者は、「地球中央銀行」にまで言及する。グローバル化が進むことの論理的な帰結は、やはりそこなのかもしれない。しかし、著者の言うように「経済学とは、結局のところ政治学にすぎない」ならば、なかなかに道は厳しい。2012/06/07

ブラックジャケット

5
J・アタリの本は二冊目。先進国では巨額な国家債務が問題になっている。日本はその筆頭。有権者に迎合するポピュリズムは増税よりも借金に頼る。しかしそのツケは将来世代にのしかかるわけだ。アタリは歴史を検証しつつ、巨額の債務が国家破綻デフォルトに陥った恐怖の実例を冷静に叙述する。対外戦争ができる時代ではない。デフォルトは避けたい。しからば抜本的な対策は経済成長しかない。日本の巨額の国債は国内の金融資産でファイナンスされているのだが、高齢化少子化で、いつ道を外すか、予断は許されない。落ちたら地獄のデフォルトよ。 2018/06/15

takao

3
☆国家債務危機は経済成長で乗り越えるしかないとしている。でも、経済成長はある条件がなければ起こらないのではないか?(世界が経済成長しつづけることってあり得るのか?)2017/02/27

roughfractus02

2
議論を引き出す書物は、楽観論を装いつつ現に流通する楽観主義に目を向けるよう促す。政策(増税、歳出削減、経済成長、低金利、外資導入)と失政(インフレ、戦争、デフォルト)に分けるべきと思わせる公的債務の8つの解決策の並列は、歴史の目の厳しさに国家が晒されることを示し、その中でインフレ戦略を安易に採用する傾向がどんな帰結に導くかを予測させる。楽観主義は市場の信頼を失うリスクと背反しない。デフォルトの歴史はそのパターンを抽出し、最悪のシナリオモデルを提供する。投資家も日本国債のデフォルト可能性を考慮すべきだろう。2017/06/27

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