内容説明
“嫁姑”問題は、永遠に不滅。作家・今井美沙子が、友人知人、大阪の下町、ふるさと五島列島などから、とっておきのエピソードの数々を集めた、抱腹絶倒、共感と感動まちがいなしの、現代“嫁姑”エッセイです。
目次
1 姑の言い分(家政婦代わりの姑;家事をしない嫁 ほか)
2 嫁の言い分(昨日は嫁、今日は姑;丈夫は姑と病弱な嫁 ほか)
3 姑の不満/嫁の我慢(孫はかすがい;育ちの違う嫁と姑 ほか)
4 姑の苦心/嫁の苦労(四人目の嫁;姑との同居を拒む嫁 ほか)
5 姑のわきまえ/嫁のこころえ(親に似ないでも姑に似る;婿姑、近所姑、大家姑、おなごし姑… ほか)
著者等紹介
今井美沙子[イマイミサコ]
1946年、長崎県五島列島生まれ。ノンフィクション作家。1977年『めだかの列島』(筑摩書房。2002年、清流出版より再刊)で執筆活動に入る。『わたしの仕事』(全10巻、理論社)で産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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刹那
8
うまくいってない嫁と姑は、どちらも、被害者妄想が強い。乗り越えられた嫁姑は、第三者の意見を聞き、自分の言動をよく見つめて反省し、素直にごめんなさいね、と謝ることのできる能力を身につけている。嫁の立場でいうと、自分の姑より、根性の悪い姑と比べる。すると、よかった、この姑で。と思える。そして、自分はよその出来のよい嫁に比べたら、私はまだまだいたらぬ嫁や。心構えがたりないな。と思える。2012/09/20
デビっちん
1
嫁姑問題の具体例が豊富。たいていの嫁姑は、多少のいざこざがあっても、それを乗りこえて今日に至っている。仲たがいした嫁姑は「わたしは悪くない」と思っていて、どちらも被害者意識が強い。「我」を捨ててこそ、家庭の「和」が生まれる。女へんに古いと書いて「姑」女へんに家と書いて「嫁」 それぞれ長く生きてきた人生の先輩で知恵のある人と、若い体力と気力で家に新風を吹き込み家族を支える人。姑から学んだ芸は身を助ける。物やお金は儚いもの。自分の身についたものは誰からも盗られない。減らない資産を形成しよう。2015/01/31
Riss
0
もっとがんがん実例載ってる方が読みやすかったかも。主観が入っているぶん別なものになっていた気が。2014/04/14
DARKGREEN
0
図書館2010/06/28
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