内容説明
「内観療法」とは、世界的に高い評価を得ている、心の病気や神経症を治療するための精神療法です。うつ病が蔓延し、自殺者が3万人を超える現在の日本で、静かなブームとなっています。本書は、多くの悩みを抱え漂流する現代人、そのご家族、そして精神医療・教育・福祉などの専門職の方々が、すぐにでも内観療法を実践することができる入門書です。
目次
第1章 内観療法は、どのように用いられているか
第2章 内観療法とはなにか
第3章 内観療法をより深く理解するために
第4章 内観療法を実践するにあたって
第5章 内観療法の事例紹介
資料 内観療法の組織と活動
著者等紹介
笹野友寿[ササノトモヒサ]
1955年、岡山県生まれ。川崎医療福祉大学教授。医学博士。精神保健指定医。日本精神神経学会専門医。日本内観医学会認定医。愛媛大学医学部卒。研修医時代に奈良県大和郡山市にある内観研修所において吉本伊信師と長島正博師の指導のもとに集中内観を体験する。川崎医科大学精神科学講師、川崎医療福祉大学助教授などをへて現職。社会福祉法人旭川荘で診療を行なっている。日本内観学会監査。日本内観医学会評議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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