内容説明
謎に包まれる秀吉の青年時代から、天下人秀吉の神格化、大坂夏の陣での滅亡、さらにそののちの怨霊化まで、秀吉・高台院(北政所お祢)・秀長・淀殿・秀頼らの生涯をたどり、豊臣家の光と陰の歴史を紐解く。
目次
第1章 秀吉の青年時代
第2章 豊臣秀吉像と豊国社
第3章 秀吉没後の豊臣家と大坂の陣
第4章 秀頼をめぐる噂の真相
第5章 豊臣家の怨霊
第6章 江戸時代の豊国分祀
第7章 豊臣秀長―幻の関白
第8章 お松とお祢―母になった女人と、なれなかった女人
第9章 淀殿―浅井三姉妹の長女
著者等紹介
北川央[キタガワヒロシ]
1961年、大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。専門は織豊期政治史、近世庶民信仰史、大阪地域史。1987年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員、研究主幹などを経て、2014年より大阪城天守閣館長。2022年3月末に大阪城天守閣を定年退職し、現在は九度山・真田ミュージアム名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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