内容説明
無実の罪で7年半にわたり収監された著者が、タイの警察、裁判制度の腐敗、刑務所の恐るべき虐待の実態を暴く。ヨーロッパを震撼させたベストセラー。
目次
賄賂と投獄の選択
生い立ち
詐欺の全貌
執念の捜索
首謀者を追い詰める
意外な展開―用心棒の死
恐怖の拷問
果たして殺人か?
地獄への第一歩
刑務所―ジャングルの掟
初公判
悪の巣窟―暴力・ギャンブル・レイプ
刑務所からの告発
判決
看守の暴力支配
結核との闘い
ムエタイとの出会い
敗北と恩赦
過去との決別
明日に向かって
著者等紹介
マーティン,コリン[マーティン,コリン][Martin,Colin]
イギリス生まれのアイルランド人。15歳でアイルランドに戻り、その後再びイギリスに渡って溶接工として働く。結婚し、2人の子供を得たのちにオランダで「スペクタック溶接建設」を起こす。1994年にタイに拠点をおく「海外建設サービス(OCS)」と取り引きをするためにタイに渡航。しかし、これは完全な詐欺で、全財産を騙し取られてしまう。以降、犯人グループ、タイ警察・裁判所・監獄システムの腐敗と7年半に渡って戦う
一木久生[イチキヒサオ]
早稲田大学文学部西洋史学科卒業。出版社勤務を経てフリージャーナリストへ。カンボジア内戦のとき、タイのカンボジア難民キャンプ、ラオス難民キャンプ等を取材。その後、教職を経て再びフリージャーナリストとしてアイルランド各地を回り一年半滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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