欲望・暴力のレジーム―揺らぐ表象/格闘する理論

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861821790
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0330

内容説明

揺らぐ暴力の世界―新たなジェンダー体制への理論的挑戦。世界では現在、いかなる暴力の物語が流通し、どのような欲望を語っているのか?文化表象分析と理論再考を往還しながら、「欲望・暴力のレジーム」の変容を読み解く。

目次

第1部 文化と流通(視覚「芸術」における身体―フェミニズムによる美術史の再検討;性のヴィジョン 仮想フェミニズム美術館逍遥―一九二〇年代を中心に;俳句から小説へ―明治的ホモソーシャリティの終焉 ほか)
第2部 欲望と暴力の表象(『サンセット大通り』を逆走する欲望の未来―フィルム・ノワールのクィア分析;武術映画における男性性の逸脱―性とエスニシティのきたす混乱;女の男性性―歴史と現代 ほか)
第3部 心的機制とジェンダー体制―ジェンダー理論の現在(ジェンダーをほどく;羞恥のなかに下りて;ガヤトリ・スピヴァクとの対話 ほか)

著者等紹介

竹村和子[タケムラカズコ]
お茶の水女子大学教授。専門領域は英語圏文学、批評理論、文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakana

4
私はフェミニストが好きではない。ジェンダーを語る上で、ポストフェミニズムなどという所謂進歩主義的な立場をとられるのも、正直見ていて違和感を感じる。とはいえ、私はここでアイデンティティ主義を持ち出したい訳ではない。むしろ私は、バトラーが言うような連続した運動というネットワークで、孤立した主体それ自体が繋がっていけたらいいなと思う。本書に収録されている、竹村和子の論考は魅力的。表象がどう内面化されていくのか、彼女の論を追ってみたい。2015/06/06

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