内容説明
揺らぐ暴力の世界―新たなジェンダー体制への理論的挑戦。世界では現在、いかなる暴力の物語が流通し、どのような欲望を語っているのか?文化表象分析と理論再考を往還しながら、「欲望・暴力のレジーム」の変容を読み解く。
目次
第1部 文化と流通(視覚「芸術」における身体―フェミニズムによる美術史の再検討;性のヴィジョン 仮想フェミニズム美術館逍遥―一九二〇年代を中心に;俳句から小説へ―明治的ホモソーシャリティの終焉 ほか)
第2部 欲望と暴力の表象(『サンセット大通り』を逆走する欲望の未来―フィルム・ノワールのクィア分析;武術映画における男性性の逸脱―性とエスニシティのきたす混乱;女の男性性―歴史と現代 ほか)
第3部 心的機制とジェンダー体制―ジェンダー理論の現在(ジェンダーをほどく;羞恥のなかに下りて;ガヤトリ・スピヴァクとの対話 ほか)
著者等紹介
竹村和子[タケムラカズコ]
お茶の水女子大学教授。専門領域は英語圏文学、批評理論、文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 障がい児保育の基本と課題