エクストラテリトリアル―移動文学論〈2〉

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エクストラテリトリアル―移動文学論〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861821745
  • NDC分類 904
  • Cコード C0098

内容説明

「エクストラテリトリアル=治外法権」をキーワードに多言語的な東欧の文学世界を読み解いていく。

目次

1 ポーランド文学、その拡張(一九三〇年代ポーランド文学論―「春」と「黒人」の問題圏;ゴンブローヴィッチとその同時代人;多言語的な東欧と「ドイツ人」の文学;G・グラス『蟹の横歩き ウィルヘルム・グストロフ号事件』(書評)
モアシル・スクリャールと多文化主義
フルブンと「死刑囚」の詩的言語活用
声の宛先、あるいは二人称の廃墟)
2 ポーランド文学の外(コンラッドと英語、コンラッドとポーランド語;さまよえるポーランド文学―「灯台守」から『ノストローモ』まで;ジョゼフ・コンラッド『シャドウ・ライン』(書評)
在外ポーランド人作家にとってのポーランド
前線をさまよう裸の眼『ペインテッド・バード』について
ゴンブローヴィッチとボウルズ
ユダヤ文学の語りの戦略―方法としてのイディッシュ)
3 カフカのまわり(イディッシュ語を聴くカフカ;ハエの羽音のような言語―イディッシュ文学のアヴァンギャルドな実験;断食芸人論;難民小説としての『城』―アーレントの読み;あつかましさについて)

著者等紹介

西成彦[ニシマサヒコ]
1955年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専攻は比較文学/ポーランド文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wanted-wombat

0
マイナー文学に関する論考(の断片集?)。どこでもない場所、ポーランドを主軸に論じている。あまり馴染みのない作家が多く取り上げられていて、新鮮である。マイノリティの文学をマジョリティである我々がどのように読めばいいのか、という問題は根深いものがあるように思う。マジョリティとしての読み、ということだけになってしまえば元の木阿弥だろう。構造的にはフェミニズムのそれとほぼ同じ問題系に位置している問題だろう。2012/09/14

まぼろ

0
移民の文学は追いやられた者の文学で悲劇的な要素が強いのかと思っていましたが、これを読むと移民文学はそんな浅いものではないということがわかってきました。移民文学は芯を持った強かな文学でした。2011/11/10

メルセ・ひすい

0
10. 04 ディアスポラ・・ 「エクストラテリトリアル=治外法権」をキーワードに、多言語的な東欧の文学世界を読み解いていく、新しい文学史記述の野心的な試み。2008/05/09

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