朝鮮近代文学とナショナリズム―「抵抗のナショナリズム」批判

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861821561
  • NDC分類 929.1
  • Cコード C0095

内容説明

韓国・朝鮮の「民族文学」、そして「在日朝鮮人文学」を読み解きながら、聖域化されてきた「抵抗のナショナリズム」を、批判的に分析する画期的な試み。

目次

序章 「反権力」にも「権力」は宿る
第1章 梁石日の読まれ方―「在日朝鮮人文学」という「外地」
第2章 「母語」と「祖母語」の狭間にあるもの―李恢成、金城哲夫、鳩沢佐美夫
第3章 総動員体制下の朝鮮における支配言語と母語―崔載瑞をつうじて
第4章 韓国「建国理念」の文学的展開―「南韓」文壇のイデオロギー統一と金東里
第5章 「民族文学史」に対する覚書―林和、白鉄、安含光をめぐって
第6章 在韓華僑物語―チャジャン麺と文化表象

著者等紹介

李健志[リケンジ]
1969年、東京生まれ。「本籍」:韓国済州道。広島県在住、県立広島大学教員。専攻:比較文学比較文化・朝鮮文学朝鮮文化。聞こえるひと、見えるひと。平和運動団体「折鶴の会」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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