図説 ホモセクシャルの世界史

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  • サイズ A5判/ページ数 613p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861820793
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0022

内容説明

人類最古のホモセクシャルの記録は、文明の曙であるメソポタミアに存在する。以降、5000年にわたり、古代ギリシア・ローマ饗宴で、イスラム帝国の宮殿で、中華帝国の庭園で、欧州の王宮や修道院で、その美学・官能・テクニック・人間模様が華麗に繰り広げられてきた。その秘められた史料は、連綿と存在している。男たちは、いかに具体的に歴史を創ってきたのか。どのように男たちが愛を交わしてきたのか。本書は、膨大な史料・図版をもとに、10年の歳月をかけてまとめられた、史上初の“図説・ホモセクシャルの世界史”である。

目次

第1部 古代オリエント(メソポタミア;エジプト ほか)
第2部 古代ギリシア(ガニュメデスの誘拐;詩人の愛 ほか)
第3部 ローマ帝国と地中海世界(ローマの周辺;共和制ローマ ほか)
第4部 インド・イスラーム世界(インド亜大陸の性愛;イスラーム世界)
第5部 中国、朝鮮半島と日本(中国;朝鮮の男色 ほか)
第6部 キリスト教とヨーロッパ(人間イエス・キリストの時代;ケルト人とゲルマン人 ほか)
第7部 ルネサンスと「理性の時代」(イタリア・ルネサンス;ヨーロッパ諸国の宮廷 ほか)
第8部 「新しい世界」の男色―大航海時代から植民地支配へ(オセアニア世界の男色性向;アメリカ大陸 ほか)
第9部 近・現代社会の変貌―暗黒の支配から解放されて(ナポレオン法典;「同性愛」の発見と「ゲイ解放運動」の先触れ ほか)

著者等紹介

松原國師[マツバラクニノリ]
西洋古典学研究者。1952年、京都市生まれ。東京大学大学院修士課程修了。専攻:西洋古典学、比較神話学、美術史学。著書に、『西洋古典学事典』(京都大学学術出版会。第8回パピルス賞・第6回ゲスナー賞銀賞受賞)、『男色の日本史』(作品社、解説執筆)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロア

22
円盤を投げあいっこして遊んでたアポロンとヒュアキントス。それを見て嫉妬にかられた西風ゼフュロスが、アポロンの投げた円盤をヒュアキントスにぶち当てて殺しちゃいました…というギリシャ神話を題材にしたジャン・ブロックの表紙絵。絵画や美術品について世界史的な視点から様々な知見を広められるかな?(*゚ω゚*)と思い借りてみた。こんな絵どこに隠れてたの?!と驚きの連続。各国の多様な表現のアートを沢山見る事が出来て楽しめました!注:本来はアート解説書ではなく、あくまでもホモセクシャルの世界史メイン。がっつり学べます。2017/03/13

オサム兄ぃ

11
きっかけは三浦しをん氏の新聞書評。偏見を正し、視野を広げようと考え読了した。世界中あらゆる文化・文明の男性同性愛史を語るとにかく分厚い本。知識と語彙が増え、特別な形の愛がでないと理解できた。豊富な図版が説得的。嫉妬心は同性間でより激化するが、事件の裏に同性愛のさや当てがあったかも知れないと考えると、歴史理解も変わってくるかも。同性に(異性にも!)魅力に乏しい小生なので経験することはなかろうが、恋情に起因する心の揺れや乱れの可能性が広がるようで怖い。愛する性による差別のない世を求める気持ちに変化はない。2015/10/31

rubeluso

2
古今東西のホモセクシャルな人物の紹介。膨大なエピソードが紹介されており、どの時代どの文明にもホモセクシャルな傾向を持つ人物が居たことが力説され、同性愛を非自然的な行為とみなす価値観に反省を促す。ただ一方で噂や異説をやや牽強付会的にホモセクシャルに結びつけたり、図版が意図的なミスリーディングを導くように用いられているようにも感じられたので、全てのエピソードをそのまま受け取るのではなく留保が必要だとは思う2016/12/29

Kazuyuki Koishikawa

2
西欧の記事がメインだが、世界の文化圏を網羅していて楽しい。2016/03/03

amanatsu

1
装丁が高校で買わされる「世界史図表」の類のデザインに似せて作られているところが面白い。ただし、こちらは厚み約5㎝、巻末の引用文献や索引を含んで613頁の大著である。簡単にまとめるなら、この書物は、キリスト教的倫理が世界に広がる以前は、男色・衆道は地球上では一般的なことであって、また、そうした行動を取ることは特殊なことではなく人の自然な姿であるということの論証である。我々個々の価値感・倫理観というものが誰からか与えられたものに依らざるを得ないこと、またそれらから離れて考えて見ることの必要性を教えてくれる。2020/12/14

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