荘子の二十四の寓話―「チョウの夢」他

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861800320
  • NDC分類 124.25
  • Cコード C0015

内容説明

荘子(荘周ともいう)は、紀元前四世紀に中国の宋(現在の河南省)の地方に生まれた。青年時代は地元のウルシ園の役人をしていたこともあるが、世間での栄達を望まず、自然を慈しみ、自由な精神と著作に生きた人である。その荘子の生きた時代は、すでに今日の文明の原型ともいえる人間中心主義の社会が成立しており、そうではない、もう一つの社会のあり方を説く、彼のエコロジカルな考え方には時をこえて共感させられる。この荘子の考え方を表わしたもの、それが彼の著述したユニークな寓話の数々なのだ。

目次

“ホウ”という名の巨大な鳥
巨大なヒョウタンとセンダンの樹
天の笛
猿とトチの実「朝三暮四」(ことわざ)
人とドジョウと猿
影とセミのぬけがら
チョウの夢
牛刀の舞い「庖丁、牛を解く」(ことわざ)
カマキリと虎と馬「蟷螂の斧」(ことわざ)
無用の大木〔ほか〕

著者等紹介

北尾克三郎[キタオカツサブロウ]
1943年京都に生まれる。浪速短期大学(現大阪芸術大学短期大学部)デザイン美術科。大阪文学学校詩型科に学ぶ。1967年にアメリカ大陸横断旅行。その後、設計、環境デザイン、まちづくり、教育に従事。仏教哲学をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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