内容説明
新しい先生が来て少しだけクラスが変わってきた。でも未だ６年１組は問題だらけ。グループから外されたりふざけたり暴力が横行したり。そんな教室で行き場を失った彼らは、くすぶる思いを言葉に換えていくことでクラスメイトを理解しようと努力し始める。どうにもならない閉鎖された教室の中で、自分の居場所を必死に探し続ける１２歳たちのひたむきな姿が身に迫る、著者人気シリーズ文庫化第二弾。
著者等紹介
後藤竜二［ゴトウリュウジ］
１９４３年６月２４日生まれ。北海道美唄市出身。早稲田大学文学部卒業。１９６７年『天使で大地はいっぱいだ』（講談社）でデビュー。『野心あらためず・日高見国伝』（講談社）で第３２回野間児童文芸賞を受賞する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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hnzwd
30
シリーズ第二弾。一巻で追っかけ隊を解散したユーカ。二巻はユーカに残された側からの視点で話が始まります。謝るタイミングを逃していた間に、自分以外の仲間はあっさり謝っちゃって仲直り。学校を休んでいた間に席替えされて、はみ出しもの揃いの班に追いやられ、、と、虐めてた側が反転して虐められる側になってしまうという、小学生社会の怖い部分がとても細やかに描かれています。ラストは前向きな感じだったので一安心。次行きまーす。2015/07/21
gerBera．m
8
軽い気持ちでいじめを始め、その勢いがストップできずに困る女子、ちょっとした言葉の行き違いで、すぐ手を出してしまうけど素直にあやまれない男の子。でも、それぞれが自分の中にある思いと向き合い不器用ながらも解決しようと努力するその過程がリアルで、ちょっとした成長が愛おしく感じます。2015/04/30
りぼん
7
パニック学級の日常面白いｗ 女子たちこわい。。。 いじめこわいね・・・2014/02/27
まんじろう
2
バラバラグループの巻だった。クラスメイトの誰にも求められない人たちで形成されたバラバラグループ。でも、そんな子どものたちが、大きくかわろとするんじゃなくて、一人だからこそ、じっくりと人を見たり、その人のことを考えたりする様が確かにそうだよなと考えさせられた。グループに属しているとそこしか見えないけれど、一人になると色々見えてくる。みんなそれぞれの考え方で生きていて、思ってもいない所で認められたり助けられたり逆にうまくいかなくなったり。凝縮されている感じ。2012/05/10
akane
2
ゴリちゃんみたいな先生がいたら、私の小学校時代、もうちょっと違ってたかも。とうらやましく思った。2009/12/13
