内容説明
老舗旅館・ほたる館では、今日も、女将と若女将が陽気に「口喧嘩」。女将の孫娘・一子は、そんな明るい家に育つ元気な女の子だ。親友の雪美ちゃんやちょっと気になる柳井くんと一緒に、この春、6年生になる。イベントで町全体がにぎわう中、特別室に突然の予約が。おばあちゃんの曇った表情が気にかかる一子だったが…。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県に生まれる。青山学院大学卒。日本児童文学者協会会員。「季節風」同人。『バッテリー』(教育画劇)で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞受賞
樹野こずえ[キノコズエ]
2000年3月号『携帯電獣テレファング』(講談社『コミックボンボン』)にて連載デビュー。漫画、イラスト描き(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バニラ風味
2
ほたる館で事件が発生したんや。ほんま、人間にもいろいろいるんやて、うち、考えさせられたわ。でも、ほたる館は、いつでもどなたでも、お客さんには心づくし、させてもらいますえ。こんな旅館が、日本のどこかにある、ほんま、そんな気がするんやわ。笑いあり、しんみりありのほたる館は、本の中にて、お客さんをお待ちしてはりますで。2013/05/24
雛
1
ほたる館シリーズ、読破。母ちゃんとおばあちゃんの本気の言い合いが楽しい。2015/05/30
ヒラP@ehon.gohon
1
ほたる館シリーズは、各巻ごとに味わいが違うのですが、4作目は同じ設定、同じ登場人物でミステリーを盛り込みました。 あさのさんの技が光っています。 子どもの世界と大人の世界の間で、無銭宿泊があったり、タヌキ事件があったり、あれこれと急がし楽しい物語です。 本当はその後のほたる館にとても興味があるのですが…。 2014/06/13