感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoto
1
宮本輝さんの選評が最高に素敵な一冊。これを読めば、宮本輝さんに読んでもらいたいがために公募したくなると思います。短編として上質な作品が綺羅星のように並んでいて、この文学賞の特別さが伺えます。それもこれも、宮本さんのお力あってのことだと思えば、うん、後ろめたく思わず好みで好き勝手やってよ!っていいたくなる。時に辛辣に、時にユーモラスに表現される選評なのだけど、宮本さんの紳士さと、文学に対する熱い思いが伝わってきて、本当素敵。 ありゃ、殆ど選評にしか触れてなかったですね。入賞短編は色んな味があって最高とだけ。2018/05/15
のんのん
0
一年に一度、夏に応募が始まる北日本文学賞。その優秀賞受賞者の作品集。宮本輝氏が評を寄せていて、悩みながら選考している様子がうかがえる。作品はどれも面白かったが、実力に差があるのを感じた。現在、児童文学作家として活躍されている菅野雪虫さんの作品が素晴らしく、余韻が残った。2021/01/30
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