内容説明
千利休は、織田信長と豊臣秀吉との間に生き延び、謎の深い茶人となった。腰に寸鉄も帯びず、お茶のみで、秀吉公をおびやかした理由は一体どこにあったのか。この書は、切腹させられた千利休の歴史の永遠の謎に、実に意外な面から、はじめて迫ることに成功した快著である。
目次
佗数寄常住
“物”の自得
茶の湯の父と子
座の建立
一休宗純がいた
真相、朝がおの茶事
思う人と、見る人と
茶の湯と風雅と
もののふとにじりぐち
職人の顔〔ほか〕
著者等紹介
秋山巳之流[アキヤマミノル]
国学院大学卒。角川書店「短歌」「俳句」編集長歴任。朝日新聞社「短歌朝日」創刊に参画。文学の森「俳句界」編集顧問
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