感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんたろー
7
大型店の音楽雑誌コーナーに平積みにしてあったのを購入。何となく見覚えのある装丁に手に取ったが自宅に戻って本棚を漁っていて驚いた。著者のシリーズ第一弾「僕の音盤青春記1971〜1976」が出てきたのだ。勝っていたのだから見覚えがあるのは当然だろう。本書は大学卒業からイラストレーターを目指し上京する話。著者は私より2歳年長だけらほぼ同世代。聞いてきた音楽も洋楽、ジャズ、クラシックとほぼ同傾向にあります。同じようなレコードを聴いてきたりと共感できました。未読のpart2もAmazonで購入してしまいました。2017/12/29
mawaji
5
このシリーズはホントに私の青春時代と重なっていて今回もどのエピソードもオレのことか?っていう感じ。浪人中からFENを聴いていて気に入った曲が流れると曲紹介の英語をかなり集中して聞いてそれをメモって石丸電気に直行したものです。チャック・マンジョーネのFeels So Good、ARSのDo It Or Die、マーク・アーモンドのTrade Winds等々。神保町の中古レコード屋、道玄坂ヤマハ、お茶の水キムラヤなどどこかですれ違っていたかも。魔笛の夜の女王のアリアははやりクレンペラー指揮のルチア・ポップで!2017/11/13
訪問者
2
育った環境は違うが、ほぼ同じ年代を生きてきたので、紹介されている音盤はどれも懐かしいものばかりだ。そう、あの時代は誰もが同じヒット曲をシングルやアルバムで聴いていた懐かしい時代だった。2018/06/16
くたびれ役人
0
私は著者より7歳下ですが、同じ時期に音楽を聞いていたので共感できるエピソードがたくさんありました。しかし、年齢や使えるお金の差によるズレも感じました。私がCDを買えるようになったのは87年頃からですが、2年間の差は大変大きいと痛感しました。著者は「反バブル」生活と記していますが、新しい楽器やマックを次々買う生活は充分バブルに踊らされていると思いました。30過ぎてのバイト生活は辛かったし不安だったのかもしれませんが、妻も子供もいるなんて何と幸福で贅沢な生活でしょうか。これに無自覚なのがうらやましい限りです。2017/11/29
斉藤 徹
0
著者は1958年生だから同い年か。どうりで共感できる内容だ。場所も当時の勤務地が池袋だったから、池袋タワーレコード、WAVE、西武百貨店など懐かしい名前がごろごろ出てくる。とても楽しく読ませていただきました。2025/01/27