出版社内容情報
昭和12年、柳田國男は自身初の「日本民俗学」の講義を東北大学で行った。現代に繋がる柳田の学問を東北大学の研究者が語る。昭和12年、柳田國男は自身初の「日本民俗学」の講義を東北大学で行なった。現代の人文学に繋がる柳田の学問を東北大学の研究者が語る。
鈴木 岩弓[スズキ イワユミ]
著・文・その他
小林 隆[コバヤシ タカシ]
著・文・その他
内容説明
昭和十二年に、東北大学の法文学部で招いて、始めて日本民俗学の講義をさせた。柳田國男と東北大学の機縁を端緒に、「柳田学」を広く人文学の中に再定位し、その現代的意味を考える。
目次
第1章 現代を生きる柳田國男
第2章 柳田國男と仙台の地
第3章 柳田國男に師事した東北帝大生―大島正隆の民俗学と歴史学
第4章 民俗学者の眼に映る鳥―柳田國男の鳥談義と日本野鳥の会の創立
第5章 柳田國男と軍記物語
第6章 方言分布の経年比較―周圏論を目視する
第7章 エスペラントづいた柳田國男
第8章 戦後改革期の「柳田社会科」構想
第9章 沈黙の記述
特別寄稿 柳田國男のお嫁さん
著者等紹介
鈴木岩弓[スズキイワユミ]
1951年東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。文学修士。島根大学教育学部助手・講師・助教授を経て東北大学大学院文学研究科教授を2016年度で定年退職。現在は東北大学名誉教授、総長特命教授。専門は宗教民俗学・死生学
小林隆[コバヤシタカシ]
1957年新潟県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。国立国語研究所研究員を経て、東北大学大学院文学研究科教授。専門は方言学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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