目次
第1部 思想史の観点から(アリストテレスの無抑制論をめぐる素描的考察―ピュシスとノモスの視点から;明証性と価値判断―デカルトの倫理学をめぐって;「ふるさと」としての「自然」の根源性について―ヘーゲルの「イェーナ自然哲学」構想を手掛かりに;人間にとっての地球の意味―フッサールとブルーメンベルクによる考察)
第2部 運命論の観点から(運命論的語りの構造に関する試論;無意味な自然における意味の誕生―(脱)人間中心主義をめぐって
天罰論をめぐって)
第3部 科学技術と自然観(トランス・サイエンス概念と科学技術的意思決定への市民参加;自然観の多様性と変化―国際比較調査を通して;東北地方のイメージの変化―中学社会科教科書を資料にして;自然という「他者」と技術的行為)
著者等紹介
座小田豊[ザコタユタカ]
1949年福岡県出身。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。弘前大学教養部助教授、東北大学大学院国際文化研究科助教授、東北大学文学部助教授、東北大学大学院文学研究科教授を経て、東北大学総長特命教授。東北大学名誉教授。専門:哲学、近世哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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