内容説明
本書は、大学1年生に向けての教養教育として開かれた「教育学」の授業記録です。大学4年生のTAと共に、受講生の素朴な疑問を大事にしながら、教育について考える授業を行いました。そもそも学校とは何か?日本人はどのようにつくられてきたのか?この本を読んで、受講生とともに「当たり前の学校」観を打ち砕いてください。
目次
第1部 「教育学」授業(授業 日本の近代化と学校の始まり(1870~1890年)
授業 教育勅語と学校の確立(1890~1910年)
授業 大正自由主義教育から軍国主義へ(1910~1930年)
授業 戦時下の軍国主義教育(1930~1945年)
授業 戦後改革期の民主主義教育(1945~1950年) ほか)
第2部 討論会「これからの学校教育はいかにあるべきか―青年の主張」(討論会を組む;第1回グループ討論会;第2回全体会;討論会の感想―討論会を終えて)
著者等紹介
水原克敏[ミズハラカツトシ]
東北大学教育学研究科教授(カリキュラム論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keganin
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従来の教育学の入門書と違い実際に私たちが体験してきたところからの切り口が多く読みやすかった。学校について深く考えるきっかけになる!かもしれない1冊。2012/07/06
ふみん
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宮城県のナンバースクール(仙台一高、宮城一女高(旧称)など)共学化推進に携わった水原教授が東北大学で行った講義内容並びにその講義に対する学生の感想を纏めたもの。現代まで続く教育制度の変遷とその成功・失敗、現代教育の論点、そしてそれらに対する学生の反応が分かる本。文体は読みやすくあっさりと読めるので、教育に興味があるならば一読の価値アリ。2011/07/28
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