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新吾十番勝負〈4〉柳生の巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784861563522
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

六番勝負で柳生七剣士のひとり宗田豊之進を破った新吾は、柳生一派に狙われる。また将軍嗣子に家重を推す幕閣勢力は、邪魔者の新吾に刺客を放った。危険を逃れた新吾は、大道芸人にまぎれて縁日の村々を旅していたが、やがて各地の大名家で柳生流指南番が「葵新吾」を名乗る者に次々と斬殺される事件が起こる。

著者等紹介

川口松太郎[カワグチマツタロウ]
明治32‐昭和60年(1899‐1985年)。小説家、劇作家、演出家。東京浅草生まれ。久保田万太郎に師事。講釈師悟道軒円玉のもとで江戸文芸と漢詩を学ぶ。大正12年、小山内薫の主宰する「劇と評論」に脚本『足袋』を発表。同年、直木三十五らと雑誌「苦楽」の編集にあたる。その後大衆作家を志し、昭和10年『鶴八鶴次郎』『明治一代女』などで第1回直木賞を受賞。芸道小説、時代小説、風俗小説に独自の話術をもって庶民的心情をとらえる。15年、劇団新生新派の主事となり、以後新派の育成に力を注ぎ、戦後は大映の重役として映画、演劇の制作にも活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シガー&シュガー

14
新吾の育ての親で、武術家として死んだ多門の仇に挑み敗れた七番勝負、多門の息子・多四郎がリーダーとなっていた百姓一揆に巻き込まれて藩士十数人を斬ってしまった凄まじい八番勝負、いずれでも新吾は苦悩し厭世感を強める。が、江戸では新吾を世継ぎに迎える賛成派と反対派がいよいよ決裂し、さらには柳生門下一党が新吾を仇と追いかけ、物語は緊張を増していく。読んでいて、吉宗が親としても将軍としても世継ぎ問題に煮え切らないことにイライラ。一巻での活き活きした吉宗はどこへ…。将軍らしい采配をみてみたいのだけどなあ。次、最終巻。2017/09/19

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