内容説明
父が急死したため、京都で葬儀社を継がざるを得なくなった石原明子は、ある日、著名な大学教授から葬儀の依頼を受けた。流感で急死したという教授夫人の遺体を見た明子は、不審な点に気づく。恋人で医師の黒沢と協力して事件を推理する“葬儀屋探偵”明子短篇シリーズ第一弾。表題作ほか二篇を収録。
著者等紹介
山村美紗[ヤマムラミサ]
1934年(昭和9)京都生まれ。57年、京都府立大学文学部国文科卒。教職を経て創作活動に入る。TVドラマ「特別機動捜査隊」の脚本を担当したのち、74年『マラッカの海に消えた』で本格的に作家デビュー。83年『消えた相続人』で第3回日本文芸大賞を受賞。京都を舞台にしたミステリーで読者の圧倒的支持を得る。“葬儀屋探偵”明子シリーズをはじめ、名探偵キャサリン、検視官江夏冬子などの人気シリーズを執筆。著作の多くが映像化されている。1996年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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