内容説明
もっとラクに、おいしく作るためのコツとレシピ。
目次
味が上がる定番料理の心得(ショウガ焼き、決め手はおろし玉ねぎ;ポークソテーは火入れ中にむやみに触らない;チキンソテーは、コールドスタートでじわじわ焼く;鶏の「照り煮」;ビーフステーキは、肉の厚みを定規で測る ほか)
季節を愛でれば料理がもっと楽しい(蕗のとうからこごみまで;グリーンピースを鍋いっぱい煮る;フランス人が愛する春のホワイトアスパラ;春のばらずし;早春の小粒イチゴ ほか)
著者等紹介
上田淳子[ウエダジュンコ]
料理研究家。神戸生まれ。辻学園調理技術専門学校卒業後、同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。フランスのミシュラン星つきレストラン、シャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで料理修業を積み、帰国して料理研究家として独立。自宅で料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌など多数のメディアで活躍。確かな技術とわかりやすい解説に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
54
料理をレシピ通りに作らなくなって早13年。今更、聞けないけど、知らなかった食材の下拵えや気負わなくてもいいレシピなどを紹介している本。また、調理工程を想像させ、自分の家で出す/出される料理との違いや共通点を見出すような文章を読んでいて非常に楽しかったです。特にチキンソテーを焼く際、鶏皮がパリッとせないのに中はぱさぱさにならない為の焼き方、ドレッシングはサラダに纏わせる位が良いという事は困っていたので助かります。そして最後の「食べたいものを食べる」という指針はお弁当の献立で気負う者としては気が楽になります。2025/03/02
アリーマ
15
ほぼ写真のない、文字ばかりの料理本なのだが、肉じゃが、出汁巻き、ポークソテーに鳥の水炊きまで、日常的によく作る料理のちょっとしたコツやヒントを、実に腑に落ちる形でいろいろと書いてくれている。文章もコンパクトにまとまってごちゃごちゃしておらず、とても読みやすい。装丁も丁寧によく考えられていて、作り手の愛が感じられる良書だった。最初は図書館で借りたが、結局買ってしまった。★★★★★2025/02/15
あんず
9
読んでよかったと思えた本。料理のコツを優しく語りかけるように教えてくれる。文章が優しくて、読み物としてもおすすめです。この本に載っている通りに作った水炊きは、今まで自分が作ってきた中では比べ物にならないくらい美味しくできました。他のレシピも試してみたいと思うものばかり。いつも食べている料理がたくさん載っているのも、すごくいい。図書館で借りて読んでみたけど、手元に置いて何回も読みたいと思ったので買う予定です。2025/02/06
月華
6
図書館 読んでみたいと思っていた本が新刊コーナーに入っていたので借りてみました。2024/11/05
おーえ
5
レシピはあくまであらすじ。一つ一つの行為にある意味を理解しようとすること。レシピの行間に潜むことわりを理解することこそが料理の要。なぜこのタイミングでこの作業をするのか。その意味を見つけ出すこと。/基本的に頭でっかちなので理屈が懇切丁寧に書いてあるとなるほどと思う。しっかり通読してしまった。色々試してみよう2025/03/14