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内容説明
本書は、ホックニーと、長年の友人で協力者でもある美術批評家のマーティン・ゲイフォードとのあいだで交わされた膨大な会話やメールのやりとりをもとに執筆された。彼らのやりとりに加え、ホックニーがノルマンディーを描いたiPadによるドローイングや絵画の未公開の新作から選りすぐった作品の数々、そしてゴッホ、モネ、ブリューゲルなどの作品が本書を彩る。
目次
思いがけない動き
アトリエの仕事
ラ・ヴィ・フランセーズ―ボヘミアン風フランス生活
線と時
楽しいクリスマスと予期せぬ新年
天国でのロックダウン生活
芸術家のための家と画家の庭
空、空!
豪華な黒と、より繊細な緑
いくつかの小さな水しぶき
万物は流転する
さざ波のような線と音楽的な空間
翻訳で失われる(そして得られる)もの
ピカソとプルーストと絵画
どこかにいるということ
ノルマンディーの満月
著者等紹介
ホックニー,デイヴィッド[ホックニー,デイヴィッド] [Hockney,David]
現代で最も評価の高い芸術家。ほぼすべての画材を駆使して作品を制作し、それぞれの領域を拡大してきた
ゲイフォード,マーティン[ゲイフォード,マーティン] [Gayford,Martin]
『スペクテイター』誌の美術評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーこ
29
画家のホックニーは、80歳になってからコロナのパンデミックを機に都会の生活をやめて自然豊かなノルマンディへと移り住む。自然の中で生活した彼は、太陽の光に照らされた自然の美しさや月の光の尊さに気づき、とてもカラフルで生命と愛に溢れた作品を次々に生み出す。80歳になった画家がワクワクしながら雨の描き方や水の表現方法を勉強して行く姿に、胸を打たれた。何歳になっても興味を失わない、そんな人生を送りたい。2022/04/15
die_Stimme
3
ホックニーの近著。「コロナ禍で暗いニュースが続いたので、まず明るい絵を見てもらいたい」という、ホックニー展を企画した学芸員の方の言う通り、彼の絵は明るく、観ていて楽しい。ホックニーは『絵画の歴史』(原題a history of picturesは絵画だけじゃなく画像一般の歴史を追う本なので微妙な邦題だけど…)など著作も多くあり、過去のさまざまな作品への参照、語り直しのような作品も多い。ホックニー展をきちんと理解して楽しむには一番いい本ではないか。2023/09/16
kentaro mori
2
●私はもうすぐ83歳で、やがてこの世を去るでしょう。死が訪れるのは、生まれたからです。人生で本物なのは、順に挙げると、食べ物と愛、それだけです、うちの愛犬ルビーのように。私は心からそう思っていますし、芸術の源は愛なのです。私は人生を愛しています2023/03/06
月華
1
図書館 翻訳本だからか、横書きでした。コロナのことにも触れていました。2023/01/21
kaz
1
デイヴィッド・ホックニーのことはよく知らないが、絵の雰囲気には癒される。ルソー、あるいはデュフィのようなイメージだろうか。図書館の内容紹介は『人はどのように生きるのか。現代アートの巨匠デイヴィッド・ホックニーのノルマンディーからのメッセージ。コロナ禍、美術評論家ゲイフォードに宛てて発信した手紙やSNSのやりとりを収録。関連図版約140点も掲載』。 2022/10/27